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2022年07月01日

【ラッセン買取】バブル時代に買ったラッセンやヒロヤマガタのシルクスクリーンを出来るだけ高く買取してもらう方法とは!?【ヒロ・ヤマガタ買取】

【バブル時代に買ったラッセンやヒロヤマガタのシルクスクリーンを出来るだけ高く買取してもらう方法とは!?】はじめに

バブル時代とは1985年から1991年頃までの日本で起こった空前絶後の好景気時代を指す言葉です。

そしてそのバブル時代を象徴するアーティストがラッセンとヒロ・ヤマガタと言っても過言ではないでしょう。

クリスチャン・ラッセンやヒロ・ヤマガタは当時の好景気に乗り、かなりの数の作品数を販売しております。中でもシルクスクリーンという版画の技法を用いた作品は1作品あたり数十枚から数百枚単位で刷れるため時代を象徴するインテリアアートとして需要がありました。

その反面、ラッセンやヒロヤマガタの作品は当時の販売方法などから純粋なアート作品としては見られにくい傾向にあるのは事実です。

 

最近終活や生前整理などでコレクションの整理をされているお客様より「バブルの時に高く買ったラッセンがあるんだけど買取できる?」や「バブルの時期に購入したヒロヤマガタのシルクスクリーンは買取可能なのか?」といったご相談を度々承ります。

結論から申し上げれば、YESです。ただラッセンやヒロヤマガタの作品買取は高額買取可能かと問われたら「一般的には難しいが作品による」と回答しております。 

 

そこで今回は「バブル時代に買ったラッセンやヒロヤマガタのシルクスクリーンを出来るだけ高く買取してもらう方法とは!?」と題し、バブル時代に高額で購入されたラッセンやヒロヤマガタの作品が

 

 

【ラッセン売却】ラッセン、ヒロ・ヤマガタ作品買取における問題点とは?【ヒロヤマガタ売却】

ラッセンやヒロヤマガタ、さらにトーマス・マックナイトなどはいわゆるバブル時代の作家、もしくはアールビバン系作家として語られることがほとんどです。

アールビバンとはラッセンをはじめファイナルファンタジーシリーズのイラストレーター、天野喜孝作品の展示即売会を展開しており、それまでの絵画の売り方を変えた企業といっても差し支えないでしょう。

 

難解で分かりにくい現代アート市場において、イルカやハワイの絵で有名なラッセンや彩色豊かでヴィヴィッドなヒロヤマガタ作品はわかりやすくキャッチーでインテリアアートとして大変人気を博します。さらにテレビなど他の媒体も積極的に取り上げ1980年代から90年代にかけ爆発的なブームとなります。

バブル時代には子供だったお笑い芸人・永野さんが鉄板の人気ネタ「ゴッホより~普通に~ラッセンが好っき~」で2015年頃ブレイクしたことは記憶に新しく、まさにラッセンが一般層に定着していることを表すエピソードではないでしょうか。

ラッセン、ヒロヤマガタは共にディズニーとコラボした作品が多いなどの共通点も見逃せないポイントでしょう。

しかしこういった「わかりやすい作風」はアート作品として評価されず、なかなか高額買取や売却へと繋がりにくいのもまた事実です。

 

さらにラッセンやヒロヤマガタに付いて回る問題が当時の販売方法です。

バブル時代に問題となった商法に展示会商法というものがあります。これは文字通り「展示会」を開催し、市場価格からは明らかに乖離した大変な高額で絵画や着物、宝石、布団などの商材の売買契約をその場で結ばせる商法を指します。

絵画では「絵画商法」と呼ばれております。絵画商法では大量生産が可能なシルクスクリーンなど版画が用いられることが一般的で、ラッセンやヒロヤマガタの作品は「見た目にわかりやすく」「有名」とまさにうってつけの商品でした。中には高額なローンの組まされ、自己破産にまで追い込まれるケースも見受けられました。

絵画商法がテレビなどのメディアでラッセンやヒロ・ヤマガタの作品はその象徴として取り上げられ、「ラッセンやヒロヤマガタの作品は胡散臭い」というイメージをお持ちの方も少なくありません。

 

一方で展示会にはラッセンやヒロ・ヤマガタの熱狂的なファンもおりどんなに高額ばポスターでも売れに売れました。

ヒロ・ヤマガタはかつてインタビューで「日本で紹介されている作品の多くは、米国の悪徳画商にだまされ押しつけられて描いた絵」と答えており、当時の展示会がいかに盛り上がっていたかを示す証左とも言えるのではないでしょうか。ラッセンもまた日本でのファンが圧倒的に多く、本人が展示会に登場すると大変な盛り上がりとなるそうです。ラッセンは人気絶頂だった90年代にシルクスクリーンを1000枚単位で刷り、販売契約しているアールビバン社長から「刷り過ぎ」と注意されたというエピソードも残っております。

当時の展示会では絵を売る人とエイリアンを合わせた造語「エウリアン」という言葉が生まれます。契約するまで帰宅させてもらえず、「将来値上がりするから」「絵画を買うことで人生が豊かになる」など言葉巧みに勧誘され長期高額ローンを組まされます。

こういった展示会で購入した作品は基本的にシルクスクリーンで贋作(ニセモノ)もほぼないといっていいでしょう。ただ市場の評価とは明らかに異なる高額なため、セカンダリーマーケット(二次市場・中古市場)での価格を鑑みた買取においては、なかなか高額買取は難しいと言わざるを得ません。

 

 

ラッセンやヒロ・ヤマガタ作品を出来るだけ高値買取してもらうポイント

流通するラッセンやヒロ・ヤマガタ作品のほとんどがシルクスクリーンなことから、原画と比べるとそこまで高額買取にはなりにくいのが現状です。加えてラッセン、ヒロヤマガタ、マックナイトといったインテリアアート系のシルクスクリーンは刷られた枚数も大変多いことも高額買取に繋がりにくい要因のひとつとなっております。

そして先述しましたように、ラッセンやヒロヤマガタの作品は絵画商法との結びつきも強かったことから、よい印象を持たれていない方も少なくなく、結果として二次市場としては縮小してしまっていると言えます。

そういった状況下のラッセンやヒロヤマガタ作品ですがそれでも出来るだけ高額買取されるには以下のポイントが重要となってまいります。

 

①保存状態・コンディション

これは骨董品買取や美術品買取にも同様に当てはまる条件ではありますが、殊にラッセンやヒロ・ヤマガタ作品のほとんどがシルクスクリーンであることから「日焼けや退色の有無」「シミの有無」で買取査定が大きく変わります。インテリアアートとして実際に飾られていることも多いため日焼けをした作品も多く見受けられます。また購入した時の箱に入ったままの状態で保管しておいた作品は日焼けこそございませんが湿気の多い日本独特の気候ではシミになりやすいため注意が必要です。

 

②ギャランティー・保証書が揃っている

ラッセンですとアールビバン発行の保証書をお持ちかどうかで査定評価がかわります。ラッセンやヒロ・ヤマガタ作品は特段贋作(ニセモノ)が多いわけではございませんがそれでもやはり保証書があるとないとでは次に買われる方の心象が異なるため、あった方がない場合より高い買取価格となりやすいです。

 

③ポスターではない

これは案外見落としがちなポイントと言えます。ラッセンもヒロヤマガタもポスターを多く製作しております。そのためご遺品整理などでお身内の方が遺した作品がシルクスクリーンかポスターか分からないまま買取査定にご相談くださるご遺族の方が増えて参りました。確かにシルクスクリーンとポスター、その違いにご関心のない方にとっては同じ様に見えても仕方がありません。

ただ一般的にポスターよりシルクスクリーンの方が高額買取となります。特に現代アートにおいてシルクスクリーンの作品はなくてはならない存在と言えるでしょう。

 

シルクスクリーンとポスターの簡単な見分け方は余白(マージン)にある分数表記とサインです。例えば6/50と書かれていたらそれは「50枚制作したうちの1枚」という意味合いになります。

これをエディションナンバーといいます。このエディションナンバーは基本的に作家自身がサインと共に鉛筆で書きます。刷る枚数は作家の希望で決まるため作品によりまちまちです。

もちろんシルクスクリーンとポスターでは制作方法が異なるため、もっと正確な見分け方があるますが、ラッセンやヒロヤマガタなどインテリアアートで限定するとエディションナンバーの入った作品は枚数限定のシルクスクリーン、ないものはポスターという判断でよろしいかと思われます。

また、ポスターにも作家が直筆サインをしたものがあるため、もし分かりにくいようでしたらシルクスクリーンとポスターに詳しい買取店に相談してみるのもよいでしょう。

 

④人気のシリーズであること

ラッセンもヒロヤマガタもシルクスクリーン作品であることから量産体制下での作品が多くなかなか高額買取とはなりにくいのですがそれでも両者のファンの間では人気のシリーズが存在するため、それらは他の作品より高い価格で買取されやすい傾向にあります。

例えばヒロ・ヤマガタの場合ですと「レイニィディ」「ペリエ」「泥棒」「自由の女神」「スノーキャッスル」「野外音楽会」「ウェスタン フィルム」「日本のエッセンス 雪の富士」「エアー ショウ」「アースリーパラダイス」などが挙げられます。

ラッセンの場合ですと、作品はシルクスクリーンとシルクスクリーンに手彩色を施した作品とがあり手彩色の方が高額となります。

 

 

【バブル時代に買ったラッセンやヒロヤマガタのシルクスクリーンを出来るだけ高く買取してもらう方法とは!?】まとめ

ラッセンやヒロヤマガタ、さらにトーマス・マックナイトなどいわゆるアールビバン系作家はインテリアアートとしてバブル時代に大変な人気を博しました。

日本では熱狂的なファンも多く、当時高額だったシルクスクリーン作品も大変よく売れました。

しかしその反面、絵画商法などで利用されることも多く、悪いイメージをお持ちの方がいることもまた事実です。

 

ラッセンやヒロ・ヤマガタはバブル時代の好景気に乗り、大変多くの枚数が刷られているため買取価格としては高額買取となりにくい作家となります。

しかしそれでも①保存状態・コンディションの良し悪し②ギャランティー・保証書が揃っている③ポスターではない④人気のシリーズであることなどの条件が揃っていると買取されやすい傾向にあります。 

バブル時代に購入されたラッセンやヒロヤマガタを手放そうとお考えでしたらシルクスクリーンやポスターなどに精通した買取店にご相談されるのがよろしいかと存じます。

 

 

 

バブル期に購入されたラッセンやヒロ・ヤマガタなどインテリアアート作家のシルクスクリーン作品買取は是非、シルクスクリーン・現代アート買取専門店でもある「江戸市川」にご相談下さいませ。

私どもシルクスクリーン・現代アート買取専門「江戸市川」ではお客様のお気持ちに寄り添ったラッセン査定やヒロヤマガタ買取を心がけております。

ラッセンやヒロ・ヤマガタ以外にもマックナイトや現代アートの知識にも精通しておりますので、お客様のご不安や心配を少しでも解消できましたら幸いです。

他の買取業者では断られたお品でもご依頼・売却いただけます。もちろん無料査定です。
電話0120-456-956、web、LINEからお気軽にご相談いただけましたら幸いです。

 

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ラッセン、ヒロヤマガタの買取・査定は江戸市川へお問い合わせください


酒器・骨董・シルクスクリーン・現代アート買取専門店「江戸市川」

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