古書・古文書は大変専門性が高いため一般の方はもちろん、大手リサイクルショップや買取業者でも正確な価値が分かりにくいジャンルになります。

高額買取されやすい古書・古文書は歴史的資料、とくに一次資料としての価値が高いものが挙げられます。

消息文・古い手紙や証書、証文は差出人と受け取り人がはっきりとしているため、歴史上の人物が書いた書状などは高額買取される傾向にあります。

石碑などの文面を墨で摺り写した拓本は現在拓本制作が禁止されている碑文もあり高額買取対象となるものもございます。

また戦前までの古地図は今では使用されていない地名や当時の地形が記されており地理学的にも歴史学的のも、更には防災学的にも重要な資料として高額買取されるものもございます。

他にも高額買取対象となる古書・古文書はございますので、古い手紙や古い本が出てきましたら、古紙や古本として処分される前に是非買取査定にご依頼ください。

古書・古文書の高額査定ポイントは「保存状態の良し悪し」「真贋」が挙げられます。

紙製の古書・古文書は湿気によるシミや破れ、虫食いによる穴などができやすく保存状態の維持が難しい骨董品となります。

そのため良好な保存状態の古書や古文書は高額査定に、傷みのある古書・古文書は査定としてはマイナス評価となってしまいます。

歴史上有名な人物の消息文や書簡は高額取引されるため、手紙や書状であるにも関わらず、贋作＝偽物が多く流通しております。

ただそういった歴史上の人物の書簡や消息文は掛軸に軸装され保管されていることも多く、箱書きなどで伝来や由来が分かるものであれば信ぴょう性が増し高額査定となる可能性が大きくなります。