古時計・アンティーク時計は明治時代の文明開化と共に日本に輸入された振り子の掛け時計や柱時計をはじめ懐中時計や腕時計など多岐に渡ります。
最近の住宅事情により高額買取される古時計・アンティーク時計とそうでない古時計・アンティーク時計とに分かれやすい傾向にあります。
アンティーク腕時計は持ち運びもしやすいためロレックスやオメガ、ブレゲといった有名ブランド製品は高額買取対象となります。
その一方で掛け時計や柱時計、置き時計などの古時計・アンティーク時計は高値買取になるものとそうではないものに二分されます。
高額買取になりやすい掛け時計や柱時計、置き時計は「明治・大正期の海外時計メーカー製」「大正・昭和初期の精工舎ほか国内時計メーカー製」「需要の高い型」などが挙げられます。
セストマスやウォータベリーといった明治初期に輸入された海外時計メーカーの掛け時計や柱時計、置き時計を模倣する形で明治後半、大正時代から昭和初期にかけて国内時計メーカーが誕生します。そういった歴史的背景から海外時計メーカーの掛け時計や柱時計、置き時計は状態によっては高額買取対象となります。
精工舎など国内時計メーカー製の掛け時計や柱時計、置き時計は海外メーカーに比べますと買取価格は下がります。
それでも人気の型の古時計やアンティーク時計であれば高値買取されるケースも少なくありません。
例えばドイツのユンハンスといえばスリゲル式、アメリカのアンソニアといえば涙の雫などは今もまだ人気の高い型となっております。
掛け時計や柱時計、置き時計の形も当時の日本時計メーカーは模倣しているため、海外時計メーカー製とまではいかなくとも高値での取引が可能です。
ただ古時計やアンティーク時計の型はなかなか専門性を要しますので、もし古時計やアンティーク時計のご売却を検討中でしたら掛け時計や柱時計、置き時計、アンティーク時計に詳しい買取店にお問い合わせいいただければと存じます。