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お猪口の買取（くらわんか・ころ茶碗買取）千葉県市川市南八幡

平素より大変お世話になっております。市川市での酒器・骨董買取専門店「江戸市川」です。

今回お伺いしました地区は千葉県市川市南八幡になります。市川市南八幡は市川市北部に位置し、JR総武線および都営地下鉄新宿線駅である本八幡駅が所在する地区です。

本八幡駅周辺には商業地ですがそれ以外は閑静な住宅街が広がり、商業と住居のバランスがよく住みやすい地区だと言えます。

さて、今回買取となりました酒器はお猪口です。お猪口と申しましても、もともとは「ころ茶碗」と呼ばれる、お猪口の他にも煎茶碗などにも調度いい、小振りなサイズの茶案を指します。

輪形になっていることから「りん茶碗」とも呼ばれることもあります。

こちらのころ茶碗は作行きから鑑みますと、伊万里焼というよりも波佐見焼などで焼かれた「くらわんか碗」かと思われます。

呉須の発色もピリッとしておりませんし、高台から見える土も伊万里のものとは異なります。

くらわんか碗とは江戸時代後期頃から長崎の波佐見焼や愛媛県の砥部焼などで大量生産された生活雑器になります。

もともとは江戸時代に淀川上で大阪商人が煮物を売っていた「くらわんか舟」で使用していた雑器で、「飯くらわんか（飯食べないか）」という呼び込みで用いられていた方言が語源とされております。船の上は揺れるためひっくり返らないように重心を低く作られたものが多いのもくらわんか碗の特徴です。

戦後の民芸ブームにより価格が高騰化しましたが、現在では落ち着いた買取相場となっております。

伊万里焼の蕎麦猪口やころ茶碗は使い勝手もよく、現在でも生活雑器として使っている方も多いのではないでしょうか。

ころ茶碗はサイズによっては煎茶碗などの煎茶道具としても見立てることもできるかもしれません。

今回お譲り下さいましたお客様は可愛らしい伊万里焼の蕎麦猪口やころ茶碗といった生活骨董を多く蒐集された女性の方になります。

こちらのウサギ文様のころ茶碗は骨董市でご購入されたお品ということでした。あまり高価な古美術品というより身近で楽しむ生活骨董がお好きで日常的に使用されていたそうです。

今回はご高齢ということもあり、コレクションの断捨や生前整理といった方向で買取させていただく運びとなりました。

この度は大変可愛らしいころ茶碗やお猪口の買取にご依頼下さりありがとうございました。

酒器・骨董買取専門店「江戸市川」では徳利・お猪口の買取を強化しております。
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