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片口茶碗の買取（朝日焼十四代朝日豊斎・松林豊斎・共箱）市川市市川大野

平素より大変お世話になっております。市川市での酒器・片口・茶道具買取専門店「江戸市川」です。

今回お伺いしました地区は千葉県市川市市川大野です。市川大野はJR東日本武蔵野駅・市川大野駅周辺の地区で住所上は市川市大野町となります。市川大野駅周辺は全国有数の梨の産地としても知られています。市川市大野町は平安時代に平将門によって築城された大野城があったと伝わっておりますが戦後の調査では中世期い建てられた城だろうとされております。市川市大野町は市川市北部に位置し鎌ケ谷市や松戸市とも接する地区となります。

さて、今回買取対象となりました茶道具は朝日焼の名陶工として知られる十四代松林豊斎（朝日豊斎）の片口茶碗です。
朝日焼は江戸時代の茶人・小堀遠州が自分好みの茶道具を作らせた窯七か所・遠州七窯の内のひとつになります。遠州七窯は朝日焼のほか志戸呂焼・膳所焼・赤膚焼・古曽部焼・上野焼・高取焼となります。
朝日焼は焼成すると赤い斑点が景色となるのが最大の特徴です。

　
査定対象となった茶碗は燔師刷毛目片口茶碗となり、箱書きから十四代・松林豊斎の作品とわかります。

1921年（大正10年）京都府宇治市にて十三代松林光斎の長男として生まれた豊斎は1946年（昭和21年）に朝日焼十四代を襲名します。
格式の高い作風は高い評価を受け1995年に大徳寺派管長・福富雪底より「猶香庵」の号を授かるに至ります。

片口茶碗は振り分け椀として用いられることが多いため、抹茶碗としてはカジュアルさを感じる茶碗でしたので濃茶で用いるような抹茶碗と比べると買取価格は低くなってしまうのですが十四代朝日豊斎の共箱であることと燔師であることを評価し2万円で買取させていただきました。

　
片口は酒器や食器としても若い女性の方を中心に人気があり、今注目されつつあるため、状態にもよりますが、高名な作家による片口ですと高額買取となる可能性がございます。

こちらの片口茶碗はお亡くなりになられた御祖母様のお持ち物だったとお客様よりお伺い致しました。ご生前は茶道教室をされており、気楽な雰囲気で誰でも楽しめる茶会をされ生徒の方々と楽しまれていたそうです。
今回は御祖母様は茶道教室でご使用されていた茶道具の査定と買取という形でお伺いさせていただきました。楽しい柄の京焼の茶碗や季節別で分かれた茶碗など色とりどりの茶道具はとても雅で、本当にいつでも気楽に楽しめ茶会であったことを窺い知ることができました。
この度は優しい気持ちになれる茶道具の買取にご用命下さりありがとうございました。

酒器・茶道具買取専門店「江戸市川」では茶道具の買取を強化しております。
徳利や盃、ぐい呑み、猪口、蕎麦猪口、片口といった酒器の買取や抹茶碗などの茶道具のご売却をご希望のお客様は是非酒器・骨董買取専門店「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。

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