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現代アート・内田文武ピエゾグラフの買取（武蔵野市吉祥寺）

平素より大変お世話になっております。東京都武蔵野市での酒器・骨董・現代アート買取専門店「江戸市川」です。

今回は東京都武蔵野市吉祥寺周辺にお住まいのご依頼者様より買取致しました現代アートをご紹介したいと思います。

画像の現代アートは日本の現代アートシーンにおいて注目を浴びつつある新進気鋭のイラストレーター・内田文武のピエゾグラフ作品2点です。

内田文武は日々の何気ない風景を切り取り、シルエットと色彩で表す独特の世界観が人気のアーティストです。

1981年京都に生まれ、京都造形芸術大学を卒業します。

2006年に開催した個展『静かな冬の入り口で』の好評を博します。さらに2008年にはニューヨーク近代美術館・MoMAの人気企画である『Destinationシリーズ』が日本で行われた『DESTINATION JAPAN』において作品4点が選出されました。

それ以降、MISIA-星空のライヴ V 「Just Ballade with 星空のオーケストラ2010」の音楽DVDやCDのジャケットを手がけ、宮本亜門氏の演出ミュージカル「テイクフライト」では舞台全面に投影された絵の制作を担当するなど幅広く活躍します。

この2点は「bird’s Town」と題された6連作のうちの2点です。記号化された街並と鳥のシルエットにそれぞれ異なる色彩を背景にした大変グラフィカルな作品かと存じます。

その色使いには有機的な感覚を覚えます。

こちら2点は共にピエゾグラフという技法で表現されております。

版画の技法には木版画やリトグラフ、シルクスクリーンなどがありますが現代アートではリトグラフやシルクスクリーンが用いられることが多いかもしれません。

このピエゾグラフという技法はセイコーエプソンデジタルプリント技術による新しいデジタルプリント技法でアナログな筆のタッチ、画材の素材感にあふれた作品表現を可能としました。

いわゆるジグレーの一種でセイコーエプソンが行うとピエゾグラフ、キャノンの技術とデジタルプリント機器を用いるとイメージプログラフとそれぞれ名称が異なります。

原画を取り込みデジタル化し、イメージそのままにインクを紙に吹き付け印刷できることからアーティストの微細なタッチの違いや画材の素材性なども表現することができると最近広く用いられる技法のひとつではないでしょうか。

内田文武はまだセカンダリーマーケットでの価格がそこまで確定しておりませんのでプライマリーマーケットでの価格を参考に査定し買取致しました。

現代アートの楽しみ方には新進気鋭の作家がこれからどのようにキャリアを重ね評価されるかという面も存在するかと思います。

そういったアーティストの多くはプライマリーマーケットでは数万円と手の届く価格であることも魅力の一つです。これは！というアーティストをフォローしていくのも楽しいかもしれません。

この度は現代アート買取にご用命下さりありがとうございました。

酒器・骨董・絵画・現代アート買取専門店「江戸市川」では絵画・現代アートの買取を強化しております。
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