平素より大変お世話になっております。神奈川県横浜市での酒器・骨董品・こけし人形買取専門店「江戸市川」です。

今回は神奈川県横浜市在住のご依頼者様より買取いたしました木地人形・伝統こけしをご紹介したいと思います。　

こけしは伝統こけしと創作こけしの二種類に大別されます。そして伝統こけしとは東北地方で伝統的に生産されている郷土人形・木地人形の総称となります。

伝統こけしは地域性が強くそれぞれで形状や描彩が異なり、木地技術や描彩は徒弟制度による継承が一般的です。

また伝統こけしは11系統ほどに分類されております。

北から青森県の津軽系、秋田県川連の木地山系、岩手県盛岡の南部系、山形県山形市の山形系と蔵王温泉周辺の蔵王系、肘折温泉の肘折系、宮城県は多く鳴子温泉の鳴子系、仙台市作並温泉の作並系、遠刈田温泉・秋保温泉の遠刈田系、白石市・鎌先温泉の弥治郎系、そして福島県土湯温泉・中ノ沢温泉の土湯系とありそれぞれで意匠が異なります。11系統ほどと申し上げたのは通称「たこ坊主」に代表される中ノ沢温泉のこけしを新たに12系統目の中ノ沢系とする動きや阿部常吉に代表される独立系が何種かあり一概に11系統の枠組みで収まりきらないようになってきたためです。

ただいずれにしましてもこけしの描彩などを伝統的に受け継ぐという点においては変わりはありません。

画像の伝統こけしは鳴子こけしです。頭を回すとキュッキュッと鳴るのが最大の特徴です。工人は伊藤松一、第16回全日本こけしコンクールにて内閣総理大臣賞を受賞するなど鳴子系こけしの実力者であり功労者として知られておりました。

伝統こけしは昭和中期頃に第二次こけしブームが起こり大変多くの伝統こけしが各系統にて生産されました。そのため現存する本数も多く、こけし買取査定額としては控えめにならざるを得ません。

盛秀太郎など一部のこけし工人の伝統こけしは現在でも人気があり一本での買取も可能ですが、伊藤松一のこけしとなりますと一本のみでは買取がなかなか難しいのが現状です。

ただ伝統こけしは人気があった分、大量のこけしをコレクションされている場合も多く、大量のこけしを一括買取という形でなら買取が可能となります。

しかしご本人様がお亡くなりになられご遺族様が引き継がれた際に、そのこけしの数の多さに処分にお困りという声をよく頂戴いたします。

もしご遺品として遺された大量のこけしの処分にお困りの方は是非私ども「江戸市川」へご相談下さいませ。

酒器・骨董品・人形・こけし人形買取専門店「江戸市川」では人形・こけし人形の買取を強化しております。
伝統こけしはもちろん創作こけし買取、古いこけし、価値のわからない創作こけし・形の変わったこけしなどの鑑定や買取査定をご希望のお客様は是非酒器・骨董品・人形・こけし人形買取専門店「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。

他の買取業者では断られたお品もご依頼・売却いただけます。もちろん無料査定です。
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