平素より大変お世話になっております。東京都江戸川区での酒器・骨董・アイヌ工芸買取専門店「江戸市川」です。

今回伺いました地区は江戸川区船堀になります。江戸川区船堀は東京三大タワーのひとつ「タワーホール船堀」が所在する地区です。

通称「船堀タワー」は東京タワーやスカイツリーにはない緩さがあり、私を含め江戸川区民の憩いの場として知られております。区営のタワーなため都内で唯一100ｍ超えの展望台が無料で楽しめますのでお近くに来られた際は是非お立ち寄りください。

さて、この度買取対象となりましたアイヌ工芸は「イタ」になります。

「イタ」という呼称はアイヌの人たちが使うお盆やまな板のことを指します。

北海道平取町二風谷で制作されるイタは「二風谷イタ」と呼ばれており2013年に伝統的工芸品に指定されました。

二風谷イタの特徴はアイヌ文様のモレウノカ（渦巻き模様）、アイウシノカ（棘模様）、シクノカ（目の模様）ムラムノカ（鱗模様）などが複合的に彫り込まれていることです。

江戸時代末期の安政年間の松前藩からの幕府献上品の中にイタがあったと記載されており、アイヌの人々が古くから日用品として使用していたことがわかります。

その後も1873年（明治6年）にはウィーン万国博覧会にもイタが出品されるなど工芸品として高い評価を受けました。

こちらのイタは「メノコイタ」と呼ばれるものになります。

まな板とお皿やお盆が合わさったような形状でメノコ＝女性の用いたイタとなります。

二風谷で活躍する貝澤徹氏は祖父・貝澤ウトレントクと父・貝澤勉から三代続くアイヌ工芸作家で、二風谷イタの作家としても有名です。

二風谷には他にも貝澤守や洲崎春男、尾崎剛、高野繁廣といったアイヌ工芸職人が活躍しております。

この二風谷イタはご依頼者様の叔父にあたる方がご生前民芸品や工芸品のご蒐集を趣味とされており遺品整理されていたら出てきたとのことでした。

ご依頼者様はこの木彫の板が一体何であるのかわからず、可燃ごみとして処分しようと思われていたそうです。そのため二風谷イタのご説明をさせていただき売却可能とわかると大変驚かれたご様子でした。

今回はアイヌ工芸品の買取を含めたご遺品の整理となりましたので、他にも形見分けされるお品とご不要とされる骨董品や工芸品の買取をいたしました。

この度は伝統的工芸品でもある二風谷イタの買取並びに大切な故人様のご遺品整理にご用命下さりありがとうございました。

酒器・骨董買取専門店「江戸市川」では北海道民芸やアイヌ工芸の買取を強化しております。
二風谷イタや二風谷アゥトゥシといった伝統的工芸品そしてアイヌ彫刻やアイヌ木工、アイヌの染織品といったアイヌ工芸（アイヌ民芸）のご売却をご希望のお客様は是非酒器・骨董買取専門店「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。

他の買取業者では断られたお品もご依頼・売却いただけます。
電話0120-456-956、web、LINEからお気軽にご相談いただけましたら幸いです。　

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上記以外の関東圏内（埼玉県、神奈川県、茨城県、栃木県、群馬県）の市町村に加え全国無料にて酒器・骨董・アイヌ民芸品など出張買取を承っておりますのでご遠慮なくご依頼下さいます様お願いいたします。