平素より大変お世話になっております。東京都品川区での酒器・骨董・アイヌ工芸/アイヌ民芸買取専門店「江戸市川」です。

今回お伺いしました地区は東京都品川区になります。

東京都品川区は東京23区南部に位置し港区・江東区・大田区・目黒区・渋谷区と隣接する特別区です。

江戸時代には東海道の品川宿として賑わい、また品川区御殿山は徳川家の鷹狩や茶会の地、桜の名所としても有名でした。

さて、今回買取対象となりましたアイヌ工芸/民芸は「マキリ」と呼ばれるアイヌの人々が用いた包丁・短刀です。

「マキリ」という言葉は日本語の「爪切（つまきり）」から派生した用語でマタギなど日本の猟師が用いた狩猟刀とされています。

アイヌが用いる短刀も「マキリ」と呼ばれるのが一般的ですが、これは日本語が移入されたアイヌ語のようです。

元々アイヌでは包丁や短刀を「エペラ」と呼んでいたそうなのですが、いつの頃からか「マキリ」となります。

その理由については「アイヌでは金属精錬の技術がなく、金属器は日本からの輸入品だったこと」「北前船貿易でニシン加工をする際にアイヌがニシン解体用にマキリを使用したこと」などとされています。

いずれにしましても現代においてマキリという用語は「アイヌの使用する包丁・短刀」という意味合いの方が強くなってしまっていることは大変興味深い事例かと思われます。

アイヌでのマキリは日常的に用いられた道具であり「武具ではない、狩猟や漁に用いる小型の刃物」という意味合いで呼ばれております。

女性用のマキリは小さく料理や山菜採りなどに用いられました。またアイヌ男性が女性に求婚の際にマキリを贈ることでも知られております。

アイヌ男性は自らのマキリを用い、いわゆるアイヌ木工を制作するのが慣わしでした。女性に贈るマキリにはアイヌ男性の技術と感性が刻まれたと言っても過言ではないでしょう。

買取いたしましたアイヌマキリにはアイヌ文様が刻まれております。そして鹿の角が根付として付けられております。

こちらのアイヌマキリはご依頼者様のお父様が所有されていたものでした。

残念ながらお亡くなりになられ現在は品川区のご実家整理中とのこと、生前ご蒐集されていたアイヌ工芸/民芸や木彫りの熊などがあったためアイヌ工芸/民芸や木彫りの熊買取専門の私ども「江戸市川」にご相談くださいました。

時代はともかくアイヌ文様はいつ見ても独創性を感じます。

アイヌ文様はマキリだけでなくマットゥシなどアイヌ民族衣装でも見られる文様です。

アイヌ文様の入ったアイヌ民族衣装も高額買取対象となりますので、もしご売却を検討中でしたら是非お声掛けくださいませ。

アイヌ工芸/民芸に関する買取詳細はコチラをご参考ください↓

【アイヌ民芸品買取】アイヌ民芸・工芸を売る時に知っておきたい買取マニュアル【アイヌ工芸売却】

この度はアイヌ木工として知られるマキリの買取並びに大切なご実家整理にご用命下さりありがとうございました。

酒器・骨董・アイヌ工芸/アイヌ民芸買取専門店「江戸市川」では北海道民芸やアイヌ工芸/アイヌ民芸の買取を強化しております。
マキリなどのアイヌ工芸/アイヌ民芸買取や二風谷イタや二風谷アゥトゥシといった伝統的工芸品、アイヌ彫刻やアイヌ木工、アイヌの染織品のご売却をご希望のお客様は是非酒器・骨董・アイヌ工芸/アイヌ民芸買取専門店「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。

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東京都品川区周辺では以下の地区でのアイヌ工芸/アイヌ民芸買取を強化しております。

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