平素より大変お世話になっております。東京都渋谷区での酒器・骨董・ステンドグラス・キリスト教美術買取専門店「江戸市川」です。

今回は東京都渋谷区に在住の方より買取致しましたステンドグラス・キリスト教美術から19世紀頃のアンティークステンドグラスをご紹介したいと思います。

ステンドグラスはキリスト教徒の結びつきが強く、教会や聖堂の窓を装飾するのに用いられました。

文字を読めない人にも聖書の内容が分かるようにと、ステンドガラスには聖書のストーリーが描かれる様になります。

ステンドグラスはロマネスク様式やゴシック様式などの大聖堂を飾るガラス装飾としてフランスで発展しました。

ただ中世のアンティークステンドグラスが市場で売買されることはほとんどありません。

市場で取引されているアンティークステンドグラスのほとんどが19世紀頃に制作されたものとなります。

買取対象となりましたアンティークステンドグラスは19世紀頃イギリスで作られたアンティークステンドグラスでしょう。

聖母マリアの絵柄とバンドロールには「Ecce Agnus Dei（神の子羊）」とあります。

神の子羊はイエス・キリストを指す言葉のひとつです。

19世紀のイギリスはヴィクトリア女王とエドワード7世在位時にあたり栄華を極めた時期に当たります。

それは同時にイギリス国教会の盛隆を意味し、多くの教会や聖堂が建立されました。

このアンティークステンドグラスはどこの教会で用いられたステンドグラスかは残念ながらわかっておりません。

もともとお持ちの方はカトリックの方で、自宅の窓枠や明り取りにステンドグラスをはめ込み家具・インテリアとして使用されておりました。

しかし残念ながらオーナー様はお亡くなりになられ、ご遺族様が自宅の解体と建て替えを検討されるとのことで遺品整理としてステンドグラスやキリスト教美術買取専門でもある弊社にご相談下さいました。

他にも同時代のステンドグラスをお持ちでしたが壁の明り取りなどにきっちりと組み込まれており外すことが容易ではなさそうでした。

お話を伺いますと、自宅を建築された際にどの様にステンドグラスを組み込むか工務店の方としっかり打ち合わせをされた注文住宅だったため取り外すことは想定していなかったようです。

ステンドグラスはドアや窓枠に組み込まれていることも多いため、もし買取査定をご希望される場合は無理に外そうとせずそのままの状態でお見せ下さいませ。

この度はステンドガラス・ガラス工芸買取並びにご遺品整理のお手伝いをさせていただき誠にありがとうございました。

酒器・骨董・ステンドグラス・キリスト教美術買取専門店「江戸市川」ではステンドグラス・キリスト教美術の買取を強化しております。

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