平素より大変お世話になっております。東京都江戸川区での酒器・骨董・古書・古文書買取専門店「江戸市川」です。

お伺いしました地区は江戸川区東瑞江となります。

江戸川区東瑞江は江戸川区南東部に位置し同じ江戸川区瑞江や南篠崎町、江戸川、西瑞江と接する閑静な住宅街です。

最寄りの駅は都営新宿線・瑞江駅となり、馬喰横山や新宿などへのアクセスが電車一本と便が良くファミリー層を中心に注目される地区であり、最近では古くなってしまったご実家を建て直されご両親とお住まいの方も少なくなさそうです。

弊社とも地理的に大変近く、ご自宅建て替えの際に家財整理や引っ越し準備のために度々ご依頼いただきました地区でもあります。

さて、今回買取対象となりました古書・古文書は江戸時代の和本です。『童寶必讀（童宝必読）世話千字文』とありますが、こちらは寺子屋で用いられた教科書となります。

千字文とは子供に漢字を教えたり、書道の手本帖として使われた漢文の長詩で、1000文字それぞれ異なる漢字が用いられている点が最大の特徴です。

千字文は元々、中国南北朝時代・南朝の梁（502年～549年）の武帝が文官の周興嗣に文章を作らせたことが始まりとされております。

それ以降、千字文は書道の手本として普及し草書や楷書などの書体で造られました。書道の手本帖には篆書・隷書・楷書・草書でそれぞれ書かれた千字文『四体千字文』なども存在します。

買取いたしました古書・古文書は「いろは順」で書かれており、子供が漢字を覚えるための手本帖となるでしょう。

出版されたのは天保14年（1843年）ですから江戸時代後期ですね。版元は京都の書物問屋・菊屋七郎兵衛となります。

浮世絵では「板木屋」で知られており菱川師宣や鳥居清信などの作品を多く出版しております。

江戸時代後期の古書・古文書は木活字版印刷技術の向上により、大変流行し現存する数も相当数ございますので古書・古文書買取価格としては控えめとなってしまいます。

ただ和本でも江戸時代初期頃の古い和本になりますと希少性が高く、状態次第では高額買取となる可能性が大いにございます。

今回はこちらの千字文ほか寺子屋で使用された和本やご依頼者様のご実家で発見された消息文と呼ばれる古い手紙や庄屋の証書などの古書・古文書を同時に買取させていただきました。

この度は古書・古文書の買取ならびに和本・消息文の買取にご用命下さりありがとうございました。

酒器・骨董・古書・古文書買取専門店「江戸市川」では古書・古文書の買取を強化しております。
価値の分からない古書や古文書、和本、古い手紙、書道のお手本などのご売却をご希望のお客様は是非酒器・骨董・古書・古文書買取専門店「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。

他の買取業者では断られたお品でもご依頼、ご売却いただけます。
電話0120-456-956、web、LINEからお気軽にご相談いただけましたら幸いです。

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