平素より大変お世話になっております。東京都江戸川区での酒器・骨董・古銭・古紙幣買取専門店「江戸市川」です。

今回古銭買取でお伺いしました地区は江戸川区平井となります。

江戸川区平井は江戸川区西部に位置する地区です。

同じ江戸川区松島や小松川の他に墨田区東墨田、葛飾区新小岩・西新小岩そして江東区亀戸と隣接します。

さて、この度買取対象となりました古銭は寛永通宝です。

寛永通宝は江戸時代前期から幕末にかけて鋳造され流通した江戸時代を代表する古銭のひとつです。

初期の寛永通宝は銅一文銭と呼ばれ、その中で古寛永と新寛永に大別されます。

1636年（寛永13年）に鋳造が始まり1659年（万治2年）までに鋳造された寛永通宝を「古寛永」、1668年（寛文8年）以降に鋳造された寛永通宝を「新寛永」とそれぞれ呼んでいます。

買取対象となりました寛永通宝は新寛永となります。背中に「文」の文字があることから「文銭」と呼ばれております。

新寛永は亀戸（江東区亀戸）に設置された銭座で発行されましたが、当時京都方広寺の大仏を鋳潰して鋳造したとの噂が流れ「大仏銭」とも呼ばれていたようです。

鋳造された枚数が大変多いため一枚の古銭として買取価格をつけることがなかなか難しい古銭となります。

ただその枚数の多さから微妙に字体や太さなどが異なるものも多く、寛永通宝の見分けとして古銭愛好家にはクイズ的な人気があることも否めません。

亀戸銭などの寛永通宝で高額買取となるものの一つに「母銭」と呼ばれるものがあります。

母銭は鋳型を作るために作られるもので、これは寛永通宝に限らず享保通宝など鋳造貨幣に存在します。

大元となる母銭は一般的に使われる流用銭ではないため古銭買取りとして高額となる可能性が大いにございます。

母銭と通用銭の見分けは古銭に精通された方でないとなかなか難しいと言わざるを得ません。

ご依頼者様がお亡くなりになられた御祖父様のご遺品整理をされている最中に沢山の古銭を発見され弊社にご連絡くださいました。

大量にある寛永通宝の中から高額買取可能な種類を見つける作業はさながら宝探しの気分になります。

残念ながらいずれも通常の亀戸銭などだったため古銭買取価格としては控えめとなってしまいましたが、ご依頼者様にご納得いただける価格にて買取させていただくことができました。

ご依頼者様も古銭にご興味を持たれご遺品の形見分けとして持っておきたいと何点かそのままお持ちになられたのが印象的でした。

この度は古銭の買取にご用命下さりありがとうございました。

酒器・骨董・古銭・古紙幣買取専門店「江戸市川」では古銭の買取を強化しております。

寛永通宝をはじめ享保通宝などの日本の古銭や中国の古銭、満州、朝鮮、台湾などの古銭買取、さらに価値の分からない古銭・古紙幣のご売却をご希望のお客様は是非酒器・骨董・古銭・古紙幣買取専門店「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。

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