河鍋暁翠
平素より大変お世話になっております。東京都台東区での酒器・骨董・書画・掛軸買取専門店「江戸市川」です。
今回伺いました地区は東京都台東区谷中になります。
台東区谷中は台東区の北西に位置し文京区千駄木や根津、荒川区西日暮里、東日暮里とも接する地区となっております。
元々は山林地でしたが江戸時代に上野で寛永寺が建立されると谷中にも寛永寺の子院が建てられるようになりました。
さて今回買取対象となりました書画・掛軸は明治から昭和にかけて活躍された日本画家・河鍋暁翠の掛軸となります。
河鍋暁翠の父は幕末から明治期にかけて活躍し「画鬼」と自ら称した日本画家であり浮世絵師の河鍋暁斎です。
河鍋暁翠は慶応3年(1868年)に生まれ4歳の時に父・河鍋暁斎より「柿に鳩の図」を手本として渡され日本画の英才教育を受けます。
その実力は17歳の若さで第2回内国絵画共進会に出品するまでに至ります。
河鍋暁翠は彩色が高く評価されその後も内国絵画共進会や内国勧業博覧会で入選を果たします。
父・河鍋暁斎より狩野派を学び、また山名貫義より土佐派を学ぶなど諸派の画風を学び研鑽を重ねます。
ただ河鍋暁翠は良家の子女やが画道に関心のある趣味人への個人教授が活動の主体だったため展覧会などへの出品はそれほど多くなく、作品数も少ないとされております。
こちらの作品はそのうちのひとつと考えてもよいかもしれません。
箱には「河鍋暁翠先生筆羅浮仙之圖」とあります。
羅浮仙は中国隋時代の故事となります。
「隋の時代、趙師雄という武人が梅の名所であった羅浮仙で羅を纏った芳しい美女と出会います。女性に誘われるままに酒を酌み交わしているとそのまま寝てしまい、目が覚めると女性の姿はありませんでした。そこは林の中の梅の木の下でした。趙師雄を惑わせた美女はこの梅の精、つまり梅の仙女だったのです。そうしてその美女は羅浮仙と呼ばれるようになった」という伝説は書画の画題としても有名で横山大観や菱田春草など名だたる日本画家が描いております。
箱の裏書きに「大正十二年十一月 門生 佐藤暁閑函題」とあります。佐藤暁閑は河鍋暁翠の門人の一人として知られており、極めて信ぴょう性の高い作品と言えます。
ご依頼者様のご実家に古くからあった掛軸ということで、ご入手経緯の詳細についてはわからないとのことでした。
建て替えに伴うご実家の整理のご相談を受けお伺いさせていただきましたが、お品物を拝見させていただいた限り岩絵の具など日本画の顔料もございましたので、ご身内の方の中に日本画をされていた方がいらしたのかもしれません。この度は大変興味深い書画・掛軸を買取させていただきありがとうございました。
酒器・骨董買取専門店「江戸市川」では酒器・骨董・掛軸の買取を強化しております。
河鍋暁斎・河鍋暁翠など日本画家の掛軸買取をはじめ、価値のわからない掛軸や古い掛軸の査定買取をご希望のお客様は是非酒器・骨董・書画・掛軸買取専門店「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。
他の買取業者では断られたお品でもご依頼・ご売却いただけます。もちろん無料査定です。
電話0120-456-956、web、LINEからお気軽にご相談いただけましたら幸いです。
台東区谷中での書画・掛軸査定はここから↓
台東区谷中での掛軸買取は「江戸市川」にお任せください。
東京都台東区谷中周辺では以下の地区での書画・掛軸買取を強化しております。
・東京都台東区内
秋葉原・浅草・浅草橋・池之端・今戸・入谷・上野・上野公園・上野桜木・雷門・北宇野・清川・蔵前・小島・寿・駒形・下谷・千束・台東・鳥越・西浅草・日本堤・根岸・橋場・花川戸・東浅草・東上野・松が谷・三筋・三ノ輪・元浅草・谷中・柳橋・竜泉
・東京都
千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・台東区・墨田区・江東区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区・渋谷区・中野区・杉並区・豊島区・北区・荒川区・板橋区・練馬区・足立区・葛飾区・江戸川区
上記以外の関東圏内(東京都・千葉県・埼玉県、神奈川県、茨城県、栃木県、群馬県)の市町村に加え全国無料にて酒器・骨董・書画・掛軸など出張買取を承っておりますのでご遠慮なくご依頼下さいます様お願いいたします。
店舗 酒器・骨董品買取専門の江戸市川
電話 0120-456-956
住所 〒132-0003 東京都江戸川区春江町2-10-15
営業時間 9:00~18:00(年中無休/土日祝日対応)
買取に関する電話 0120-456-956
受付時間 9:00~18:00(年中無休/土日祝日対応)
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元々は山林地でしたが江戸時代に上野で寛永寺が建立されると谷中にも寛永寺の子院が建てられるようになりました。
さて今回買取対象となりました書画・掛軸は明治から昭和にかけて活躍された日本画家・河鍋暁翠の掛軸となります。
河鍋暁翠の父は幕末から明治期にかけて活躍し「画鬼」と自ら称した日本画家であり浮世絵師の河鍋暁斎です。
河鍋暁翠は慶応3年(1868年)に生まれ4歳の時に父・河鍋暁斎より「柿に鳩の図」を手本として渡され日本画の英才教育を受けます。
その実力は17歳の若さで第2回内国絵画共進会に出品するまでに至ります。
河鍋暁翠は彩色が高く評価されその後も内国絵画共進会や内国勧業博覧会で入選を果たします。
父・河鍋暁斎より狩野派を学び、また山名貫義より土佐派を学ぶなど諸派の画風を学び研鑽を重ねます。
ただ河鍋暁翠は良家の子女やが画道に関心のある趣味人への個人教授が活動の主体だったため展覧会などへの出品はそれほど多くなく、作品数も少ないとされております。
こちらの作品はそのうちのひとつと考えてもよいかもしれません。
箱には「河鍋暁翠先生筆羅浮仙之圖」とあります。
羅浮仙は中国隋時代の故事となります。
「隋の時代、趙師雄という武人が梅の名所であった羅浮仙で羅を纏った芳しい美女と出会います。女性に誘われるままに酒を酌み交わしているとそのまま寝てしまい、目が覚めると女性の姿はありませんでした。そこは林の中の梅の木の下でした。趙師雄を惑わせた美女はこの梅の精、つまり梅の仙女だったのです。そうしてその美女は羅浮仙と呼ばれるようになった」という伝説は書画の画題としても有名で横山大観や菱田春草など名だたる日本画家が描いております。
箱の裏書きに「大正十二年十一月 門生 佐藤暁閑函題」とあります。佐藤暁閑は河鍋暁翠の門人の一人として知られており、極めて信ぴょう性の高い作品と言えます。
ご依頼者様のご実家に古くからあった掛軸ということで、ご入手経緯の詳細についてはわからないとのことでした。
建て替えに伴うご実家の整理のご相談を受けお伺いさせていただきましたが、お品物を拝見させていただいた限り岩絵の具など日本画の顔料もございましたので、ご身内の方の中に日本画をされていた方がいらしたのかもしれません。この度は大変興味深い書画・掛軸を買取させていただきありがとうございました。
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