平素より大変お世話になっております。東京都世田谷区での酒器・骨董・古写真・古手紙買取専門店「江戸市川」です。　

お伺いしました地区は世田谷区梅丘になります。世田谷区梅丘は世田谷区中央部に位置し世田谷区松原、代田、若林、世田谷、豪徳寺と接する地区です。

最寄り駅は小田急電鉄・梅ヶ丘駅となります。

さて、今回買取対象となりました古写真・古手紙は戦中の喪中葉書になります。

喪中葉書は格段珍しいものではございませんがお亡くなりになられた方が日本帝国陸軍中将・沼田徳重ということもあり、戦争資料的な意味合いでご案内していきたいと思います。

黒く縁どりがされておりあまり現代では見ない装いのように思えます。

沼田徳重は茨城県出身の陸軍軍人で教育総監部高級課員として陸軍軍隊教育の改革を先導、特に戦闘綱要の改正編纂を行ったことで知られております。

また帝国大学の配属将校を務め、軍隊教育の発展に尽力、それらの功績が讃えられ陸軍中将となり正四位勲一等功二級が贈られました。

この喪中はがきは沼田徳重が亡くなった際に親しかった方へ送られたものと推察致します。

昭和14年8月、沼田徳重中将は福岡県の陸軍病院で亡くなります。この喪中葉書には、喪中葉書を郵送した時点では遺骨の帰宅が間に合わなかったことが記されております。

現在ではあまり考えられない文言ですが輸送手段が汽車だった当時の事を考えますと納得いたします。

そして裏には沼田徳重中将の写真が貼られておりました。

こういった何気ない古手紙や古写真は当時の生活の様子を伝える資料として役割を果たします。

買取価格としてはそこまで高額になるものではございませんが、過去から現在への歴史の連続性を感じさせる古手紙・古写真と言えるのではないでしょうか。

私ども江戸市川も、僭越ながら、そういった戦中・戦時中の古い写真や古い手紙をを単なる古写真・古手紙ではなく、語り継ぐべき戦前資料のひとつとして後世に残していくお手伝いをしていきたいと考えております。

酒器・骨董・戦前古写真・日本軍写真買取専門店「江戸市川」では戦前・戦中写真アルバム・日本軍写真・戦争写真の買取を強化しております。
旧日本軍の兵隊が撮られた古い白黒写真アルバム買取をはじめ戦前・戦中の古い写真、満州・朝鮮・台湾などの風景が撮られた古写真、また武士や侍が撮られた古い写真、価値のわからない古写真などの買取やご売却をご希望のお客様は是非「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。

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