平素より大変お世話になっております。市川市での酒器・骨董・木彫りの熊買取専門店「江戸市川」です。

今回お伺いしました地区は市川市八幡になります。

市川市八幡は京葉道で江戸川を越えますと直ぐのところであり弊社からも大変近く、酒器やお酒、木彫りの熊など骨董品の買取のご依頼を承ることが多い地区となります。

市川市八幡は市川市鬼越や菅野、東菅野、南八幡らと接し古くからの住宅地と比較的新しい商業施設のバランスが取れた地区でもあります。

さて、この度はちょっと面白い木彫りの熊を買取させていただきましたのでご紹介したいと思います。

大きさ的には5㎝くらいの小さな木彫りの熊となりますが口の中が赤く、目にも黒いガラス玉が用いられておりました。

作られた時代は昭和中後期といったところで決して古い木彫りの熊ではありません。

ただ、その作風は八雲で作られた「八雲の木彫り熊」の特徴をミニチュアながら写したものでした。

さすがに戦前の八雲の木彫り熊に見られる精密な毛彫は難しかったのか、よく見る木彫りの手ではあるのですが、なかなかどうして愛くるしい表情です。

口の中を赤く塗るのは八雲の木彫り熊のベースがスイスの木彫り熊で口の中が赤く塗られていたためです。目玉に黒いガラス玉が用いられるのもスイスの木彫り熊の影響になります。

尤も八雲の木彫り熊はガラス玉の代わりに釘を使ったものもありました。

木彫りの熊と言えば「鮭をくわえた木彫りの熊」が北海道土産として有名ですが、こちらの熊は鮭をくわえておりません。吠えているように見えることから「吠え熊」と言われております。

もっと木彫りの熊についてお知りになりたい方はこちら

【木彫り熊買取】木彫りの熊を処分する前に抑えておきたいポイント

お持ちだった方はご依頼者様のお父様で、北海道旅行に行かれた際にご購入されたのではないかとのことでした。

木端人形とも言えるサイズは農民美術を想起させます。数多く生産されたお土産品には違いありませんがひとつひとつが手作業なためひとつとして同じものがなく、素朴な出来栄えにホッとひと時をお感じになられていたのかもしれません。

今回はご遺品の整理ということで木彫りの熊ほか素朴な徳利やぐい呑み、頂いたお酒なども買取させていただきました。

この度はご用命下さりありがとうございました。　

酒器・骨董買取専門店「江戸市川」では木彫りの熊の買取を強化しております。

価値のわからない木彫りの熊や古い木彫りの熊がございましたら是非酒器・骨董・木彫りの熊買取専門店「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。

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