平素より大変お世話になっております。東京都江戸川区での酒器・骨董品買取専門店「江戸市川」です。

今回お伺いしました地区は江戸川区臨海町になります。

江戸川区臨海町は江戸川区最南部に位置し葛西地域に属する地区です。同じ江戸川区清新町・西葛西・中葛西・南葛西・堀江町さらに荒川を挟み江東区新木場・新砂、そして江戸川を挟み千葉県浦安市舞浜とも隣接する地区で葛西ジャンクションといった交通の要所で強いては葛西地域や江戸川区全体、さらに千葉県浦安市、江東区を含む一帯の物流拠点の一つとして知られております。

さて、この度買取対象となりました骨董品は「根付」です。

根付とは江戸時代から使われるようになった煙草入れや印籠などに付けられた留め具になります。腰の帯に引っ掛けて印籠や煙草入れ、矢立などが落ちないようにするために用いておりましたが明治維新以降服装も洋服化し留め具として使われる機会が減ってしまいますが同時に工芸品として海外での評価が高まり日本国内外で美術骨董品として蒐集される対象なっております。

江戸時代から明治頃に制作された根付を古根付、根付ブームとなり人気が再興した昭和・平成時代に制作された根付を新根付・現代根付と呼び大まかに区別されております。　

根付は現代風に言い換えるなら携帯ストラップとなるかもしれません。

根付の素材としては柘植（黄楊・ツゲ）や一位、黒壇などの堅い木材や鹿骨、象牙が多く見受けられます。

一位は岐阜県飛騨高山地方の伝統工芸品である一位一刀彫が根付の技術を継承した工芸品として知られております。

江戸時代初期頃から作られ始めた根付ですが初期は簡素なものが多く実用性が重視されました。その後江戸時代後期頃から装飾性にも重点が置かれるようになると一気に流行するようになります。

モチーフも人物や動植物、鬼などの妖怪といった具合に多種多様な根付が出現し、蒐集の対象として扱われるようになりました。

根付には形状から輪車根付、指根付、饅頭根付、箱根付、面根付、形彫根付、柳左根付、鑑蓋根付、からくり根付といった種類に大別されます。

今回買取させていただきました根付は鬼の根付です。素材は柘植でしょう。

ご依頼者様ご自身で蒐集されたものではなくご遺品として引き継がれたものなためいつ頃からあるか不明とのことでした。

お亡くなりになられたご依頼者様のお父様は骨董品蒐集が、お仕事の傍らご趣味で無理のない範囲でコレクションをされていたそうです。他にも江戸時代後期頃の伊万里焼の蕎麦猪口や豆皿、また徳利や花瓶なども拝見させていただき、生活の憩いとされていたのかと存じます。

ただ、ご依頼者様はあまり骨董品にご興味がなく現在ご遺品の整理中でもあったため、骨董品買取としてお預りさせていただきました。

この度は根付の買取並びに骨董品買取にご用命下さりありがとうございました。

酒器・骨董品買取専門店「江戸市川」では根付の買取を強化しております。
価値のわからない根付や古い根付、木彫・鹿骨・象牙の根付のご売却をご希望のお客様は是非酒器・骨董買取専門店「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。

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