平素より大変お世話になっております。滋賀県草津市での酒器・骨董・浮世絵買取専門店「江戸市川」です。

今回お伺いしました地区は滋賀県草津市になります。

滋賀県草津市は滋賀県南西部に位置し滋賀県大津市、守山市、栗東市と隣接する市です。滋賀県県庁所在地でもある大津市に次ぐ人口第二位の草津市は江戸時代東海道と中山道が接する宿場町・草津宿として賑わいを見せましたが、現在では滋賀県出身であり滋賀ふるさと観光大使でもあるアーティスト西川貴教が主宰する屋外ロックフェス・イナズマロックフェスの開催地として賑わいを見せております。今年は残念ながらコロナ禍により開催ができませんでしたがコロナが落ち着きましたら是非とも参加してみたい野外フェスですね。

さて、買取対象となりました浮世絵はそんな滋賀県草津市に縁のある表題の作品となります。

浮世絵師は二代目・歌川国貞、弊社でもこれまで幾度も取り扱いのある浮世絵師の一人です。二代目歌川国貞は幕末から明治時代に活躍した浮世絵師になります。

二代目国貞時代の号は一寿斎、梅蝶斎、宝来舎、更に四代目豊国を名乗った時には香蝶斎、一陽斎の号を用いました。源氏絵や芝居絵はもちろん名所絵や役者絵、美人画など画才は幅広かったのですが如何せん先代国貞が天才過ぎたため、その評価は一段下がります。

画題の「近江八景」は文字通り近江国、つまり現在の滋賀県の優れた景色を八景選出したものです。

この「近江八景」は江戸時代後期の浮世絵師・歌川広重により浮世絵として発表され、広重の「近江八景」は代表作「東海道五十三次」同様に名所絵の代表として知られております。

こちらの「近江八景」は画題こそ名所絵ですが、構成としては源氏絵の形となっています。二代目国貞による「近江八景」は江戸時代末期の弘化年間から嘉永年間で制作された作品です。この時期の二代目国貞作品には源氏絵が多く残されており。この時代の国貞作品の特徴がよく出た浮世絵かと思われます。

また副題の「矢橋帰帆」の矢橋はまさしく今回お伺いしました滋賀県草津市の地名に他なりません。ご依頼者様にお話を伺いますとこちらの浮世絵はご実家が草津市で商売をされていた際に購入したか頂いたものだろうとのことでした。ご依頼者様のご実家は草津市にて江戸時代より商売をされていた家系で江戸時代後期の伊万里焼や吸口碗などの漆器も多くお持ちでした。

ご実家の整理中に沢山の浮世絵を見つけ、骨董と浮世絵買取専門店の弊社にご相談下さいました。

ご依頼者様に二代目歌川国貞の市場評価と査定価格をご案内し、ご納得いただいた上での浮世買取致しました。裏打ちもなく状態も良好な大判三枚続きの一作です、地元滋賀県草津市が画題ということもありそのままお持ちすることもご提案いたしましたが、状態の維持などメンテナンスにも手間がかかるため大切にして頂ける方にお譲りしたいとのことでした。

この度は浮世絵の買取並びに伊万里焼や蒔絵の漆器など骨董品買取にご用命下さりありがとうございました。

酒器・骨董・浮世絵買取専門店「江戸市川」では浮世絵の買取を強化しております。
歌川国貞をはじめ歌川国芳や歌川広重など歌川派の浮世絵・錦絵を買取査定、ご売却をご希望のお客様は是非「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。

価値のわからない浮世絵や古い浮世絵でも構いません。

他の買取店では断られたお品物も査定・売却いただけます。もちろん無料査定です。

電話0120-456-956、web、LINEからお気軽にご相談いただけましたら幸いです。

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・滋賀県内

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・三重県

四日市市、鈴鹿市、亀山市、伊賀市、いなべ市、菰野町など

・京都府

京都市、宇治市、長岡京市、亀岡市、八幡市、宇治田原町など

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