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古銭・古紙幣
2021年02月20日

【中国古銭買取】中国古銭を高額で買取してもらうために知っておくと得する買取り情報【中国古銭売却】

 

【中国古銭を高額で買取してもらうために知っておくと得する買取り情報】はじめに

古銭買取の業務をしておりますと「実家の片付けや蔵・納戸の片付け、また遺品の整理中に大量の古銭の山を発見した」というお声をよく耳に致します。

そして「よく見ると日本の古銭とは少し違う気がする…」とのご相談を頂きます。それはもしかしますと中国の古銭かもしれません。

何故日本に中国古銭が?と思われるかもしれません。

中国古銭の中には室町時代など日本でも流通していた通貨もあり、そのまま蔵の中に残っているケースも少なくありません。

またご身内の方で戦前満州や中国、朝鮮に行っていた方がいらっしゃいますと、帰国時にお持ち帰りになったという事例も見受けられます。

 

今、その中国古銭が種類によっては高額買取対象となっております。

経済発展を遂げた中国では近年海外に流出してしまった中国骨董品や中国美術品の買戻しが盛んに行われており、中国古銭もその範疇に入ります。

希少性の高い中国古銭は古銭マーケットや中国オークションにおいて高額落札されております。

 

ただいきなり「蔵の整理や実家の整理、ご遺品の整理で出てきた中国古銭に価値があるかもしれない」と言われても一体どの中国古銭に価値があるのか、そもそも古銭買取なんて可能なのか、などなかなか判断が難しいかと思われます。

そこで今回の記事は「中国古銭を高額で買取してもらうために知っておくと得する買取り情報」と題しまして「どんな種類の中国古銭が買取対象となるのか」「中国古銭の高額査定ポイント」などを中心にご案内できればと存じます。

これから古銭の処分や売却をご検討の方にとって少しでもお役に立てましたら幸いです。

 

 

【中国古銭処分】どんな種類の中国古銭が買取対象となるのか

中国の主な貨幣は銅貨・銀貨・紙幣に分かれます。

時代で分けますと中国古代の殷~周の時代では貝幣や青銅貨、秦~漢時代では銅貨、後漢~唐時代は銅貨、宋では銅貨・鉄貨・紙幣、元には紙幣・銀貨、明~清では銅貨・銀貨・紙幣、中華民国は銅貨・銀貨・紙幣となります。

 

【古代中国・春秋戦国時代の中国古銭】

古代中国の貝幣が古銭市場に出回ることはほぼありません。もし貝幣が買取査定となりましたら、来歴次第では高額買取される中国古銭となります。

古代中国古銭で古銭マーケットで流通するのは以下の種類の古銭となります。そのほとんどが青銅貨となります。

・布貨

鋤(すき)の様な形をしていて布銭・布幣とも呼ばれています。中国春秋戦国時代の晋・斉・韓・魏・趙・燕で使用されました。

・刀貨

包丁のような形をしていことから刀という文字が用いられました。刀銭とも呼はれております。刀貨は尖首刀・斉刀・明刀(方首刀)・円首刀の4種類に大別されます。中国春秋戦国時代の斉・趙・燕・中山国で使用されました。

・蟻鼻銭(ぎびせん)

文字が刻まれた貝の形を模した青銅製の貨幣です。表面の模様が蟻の顔に見えるためこの名前が付けられたと云われております。中国春秋戦国時代の楚で用いられました。

この春秋戦国時代は各地で青銅貨が用いられておりました。

 

刀貨や布貨はレプリカも多いため基本的に買取価格は高額となるものは多くありません。ただ当時の貨幣であることや発掘品であると確認できうる青銅貨は中国古銭として高額買取対象となります。

 

【秦・漢時代の中国古銭】

秦の始皇帝が中国を初めて統一しますとそれまで各地でバラバラだった貨幣の統一も図ります。

秦では圜銭(かんせん・円銭)が用いられていたため、銅製の圜銭へと統一するようになります。

・半両銭

半両銭とは古代中国で用いられた円形円孔の銅銭になります。半両銭は秦統一王朝以前と以後に分かれます。

春秋戦国時代においても晋や周・燕・斉そして秦で使用されておりました。この時期の半両銭を「戦国半両銭」と呼びます。

そして秦の始皇帝が戦国時代に流通していた貨幣を統一し国家事業として銅銭の鋳造を進めます。これを「秦半両銭」と呼びます。

秦の時代に「両銖制」という貨幣単位が採用され

1両=24銖(しゅ)=15.6g

と定められます。半両ですので12銖≠約8gとなります。

 

しかし漢の時代になりますと民間での貨幣鋳造が認可されインフレが発生します。

定められた重量に満たないものが大量に流通するようになったことを治めるため漢時代の紀元前186年に八銖半両が発行されます。

さらに紀元前175年頃には四銖半両は鋳造され、そして紀元前118年に前漢7代皇帝・武帝により五銖銭が鋳造され半両銭はその役割を終えました。

五銖銭は前漢に始まり後漢を経て最終的には唐の時代まで流通していた中国古銭史上最も長期間流通していた貨幣となります。

・王莽銭

王莽銭とは前漢と後漢の間に中国を治めた新の皇帝・王莽が定めた青銅貨です。

春秋戦国時代の刀貨と円貨をくっつけたような形の貨幣の契刀・錯刀と貨泉・大銭(大泉)を貨幣と定めました。

五銖銭を廃止し複雑な貨幣制度となってしまい経済が混乱させ新滅亡の一因となります。

その後、後漢が成立し五銖銭が復活されます。

 

半両銭や五銖銭、王莽銭の買取価格はそこまで高額に繋がるとは言い難いのが現状です。

元々悪貨が多いということもありますが、加えて現代のレプリカであることも大変多く見受けられます。銅ではなく鉛を使用された例もございます。

しかし中国古代の古銭の中でも直径や重量、厚み、さらに刻まれた文字の特徴などをしっかり合致し、来歴のわかるものであるならば中国古銭の高額買取対象となる可能性が高いでしょう。

 

【唐時代の中国古銭】

・開元通宝

唐時代の621年に新しい貨幣・開元通宝が鋳造・発行されます。

開元通宝は唐滅亡後も流通し、凡そ300年間に渡り使用された青銅貨です。

開元通宝には文字通り「開」「元」「通」「寶(宝)」という文字が書かれております。

日本では渡来銭として有名です。この開元通宝を手本にして「和同開珎(わどうかいちん・わどうかいほう)」が鋳造されたことでも知られております。

開元通宝は長期に渡り流通していたため私鋳銭も大変多く存在します。そのため開元通宝の買取価格もそこまで高額とはなりにくい中国古銭と言えます。

 

【宋・明・清時代の中国古銭】

・宋銭

宋銭とは北宋・南宋時代に鋳造された通貨になります。

基本的には「当時の元号+通宝(もしくは元宝)」と文字が入るスタイルが定着したのもこの頃と云われており、その様式は清時代まで続きます。

例えば太平通宝は北宋2代皇帝・太宗の統治する時代に鋳造され日本へも渡来銭として流通しておりました。

宋銭は他にも宋元通宝・淳化元宝・至道元宝・咸平元宝・景徳元宝・祥符元宝などがあります。

鐚銭(びたせん)と呼ばれる質の悪い貨幣や私鋳銭も多く、なかなか高額買取とはなりにくいのですが種類や状態次第では高額査定の見込みがございます。

 

・明銭

明銭は中国明朝時代に鋳造された中国古銭となります。

室町時代の日本でも渡来銭として多く流通しました。

大中通宝に始まり洪武通宝・永楽通宝・洪熙通宝・宣徳通宝・正統通宝・天順通宝・成化通宝・弘治通宝・正徳通宝などの種類があります。

日本では洪武通宝・永楽通宝・宣徳通宝が知られており、中でも永楽通宝は江戸時代の寛永通宝が発行される頃まで流通しておりました。

明銭は室町幕府の発した撰銭令において洪武通宝・永楽通宝・宣徳通宝が根本渡唐銭として重視され運用されたとされております。

 

明銭で最も有名なものが永楽通宝でしょう。 

永楽通宝は明朝第3代皇帝・永楽帝の統治した時代1411年より鋳造された銅銭となります。

永楽通宝はかなりの量が流通していたため、高額査定となることは少ない中国古銭です。ただ中国古銭だけでなく日本の古銭コレクターにとっても一度は手に取りたい人気のある古銭のひとつとなりますので保存状態次第では通常より高い価格で買取りされる可能性の大いにございます。

 

・清時代の古銭

中国古銭で今人気が高いのが清朝時代の古銭です。とはいえ康熙通宝・雍正通宝・乾隆通宝などの一般的な銅銭においては高額買取となるものはそこまで多くありません。

清時代の銅銭には満州文字で鋳造された銭局が記入されております。その鋳造所と各年代の銅銭の発行枚数次第で希少性が高いものとそうでないものとに分かれます。

例えば咸豊年間(1851~1861)に発行された咸豊通宝は額面と鋳造所次第で買取価格に大きく幅が生じます。

 

孔の開いていない銅銭、光緒元宝大清銅幣は清王朝末期に発行された中国古銭です。この銅貨を銅元と呼びます。

孔のない中国銅貨も鋳造された場所により希少性の有無が存在し、発行枚数の少ないものは高額取引対象となります。

 

【中華民国時代の中国古銭】

・銀貨

清朝末期から中華民国時代に流通していた中国銀貨は高額買取対象の中国古銭です。

袁世凱や蒋介石の肖像画が描かれた中国銀貨や光緒元宝の銀貨などは高い価格で買取りされる可能性を秘めております。

しかし中国銀貨はあまりにも偽物・贋作が多いため取引には注意が必要です。

査定時にはサイズや重量をあらかじめ測定しておくとよいでしょう。

 

 

【中国古銭売却】中国古銭の高額査定ポイント

中国古銭の高額査定で重要なポイントはまず「保存状態の良し悪し」です。

これは他の中国骨董や中国美術の買取査定でも同様のポイントですが、中国古銭には鐚銭(びたせん)や私鋳銭など質の悪い貨幣や流通銭ゆえの使用上の劣化などが多く見られますのでコンディションの良し悪しは重視される傾向にあります。

 

次に中国古銭高額買取のポイントとして「希少性」が挙げられます。

先述致しました通り、中国古銭は鋳造された年代と銭局により希少性の有無が生じます。

発行枚数の少ない中国古銭は買取査定において高額となり、現存する流通枚数が多い中国古銭はたとえ時代の古い古銭であっても高額査定となるケースが少ないでしょう。

 

そして最後に中国古銭の高額査定ポイントとして挙げるのは「贋作かどうか」です。

中国古銭だけでなく骨董品査定には必ず付いて回る話なのですが、古銭は鋳造技術もそこまで必要としないため贋作・偽物の数が非常に多い骨董品と言っても過言ではないでしょう。

特に多いのが清朝以降の中国古銭です。例えば中華民国時代の銀貨は贋作が大変多いことでも知られており、買取自体を行わない買取業者も少なくありません。

また中国古代の青銅貨もレプリカが多いため注意が必要です。

中国古銭が高額査定されるには「来歴」「どういった経緯で入手した中国古銭か」「どこのコインショップで購入した古銭か」などが必要となるケースも見受けられますので、「購入時の領収書」などがあれば、査定前にあらかじめご用意されるのがよろしいかと思われます。 

 

 

これから中国古銭を売りたい・中国古銭を処分したいという方へ

中国古銭は時代や種類、素材などが様々でなかなかご個人で中国古銭の価値を把握されることは難しいかもしれません。

これまでご案内させていただきました中国古銭の情報が少しでもお役に立てれば嬉しいです。

 

これから中国古銭を売りたい、処分したいとお考えでしたらメルカリやヤフーオークションといった個人間取引をご利用されるのも一つの手段となります。

素材やサイズ、重量、年代などをお調べになりご自身で適正と思われる価格で買取していただくのが最もご納得いただけるかと存じます。

ただ、それが難しいかもとお考えでしたら、リサイクルショップではなく中国古銭に詳しい買取業者への買取査定もお薦め致します。

中国古銭の買取りには中国古銭に特化した知識が必要となります。

 

時々メルカリなどを介した古銭取引でトラブルに発展するケースも耳にします。やはり一番多い理由が「贋作であるかどうか」です。

中国古銭はネットの画面だけでは真贋判断の付かないことも多く、高額取引になればなるほど難しくなります。

それらのトラブルを防ぐためにも中国古銭に精通した買取業者に依頼するのもよろしいでしょう。

そしてお客様に合った中国古銭買取業者をお選びいただければと存じます。

 

 

 

私ども江戸市川ではご依頼者様のお気持ちに寄り添った中国古銭の買取を心がけております。

お身内の方がご蒐集されていた中国古銭や満州引き揚げ時に持ち帰られた中国古銭はご家族にとっても大切なお品物です。

そういったお気持ちを第一に考え買取業務に努めております。

他の買取業者では断られたお品でもご依頼・売却いただけます。

もし現在お持ちの中国古銭の買取、ご売却や処分を検討されていましたら是非「江戸市川」にお問い合わせ下さい。

電話0120-456-956・メール・LINEでのお問い合わせを承っておりますのでお気軽にお声掛け下さいませ。

 

江戸市川の中国古銭買取査定詳細はコチラ↓

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