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昆虫標本
2019年08月10日

【昆虫標本処分】初めて昆虫標本を売る方必見!蝶などの昆虫標本を高額買取してもらうポイント

【昆虫標本処分】初めて昆虫標本を売る方必見!蝶などの昆虫標本を高額買取してもらうポイント

 

【昆虫標本買取】はじめに

子供の頃、夏休みの宿題で昆虫採集をして昆虫標本を提出した男性もいらっしゃるのではないでしょうか。 

昆虫標本は昆虫採集などによって捕えた昆虫を分類的な研究などを目的に保存処置をした標本です。昆虫は骨を持たず外骨格と呼ばれる硬い体の皮で体を支えておりますが、そのため乾燥させるだけで保存することができるため、研究用としてはもちろん鑑賞用として昆虫標本が作られることが少なくありません。 

 

昆虫標本は好きか嫌いか完全に二分する趣味ですので、全くご興味のない方にとってはどの昆虫標本が高額買取なのか、そもそも昆虫標本自体売却可能なのか判断がつきにくいのではないでしょうか。

 

ご自宅にある昆虫標本の処分を検討される理由は様々です。

・家族の遺品整理

・コレクションの整理・断捨離

・引っ越しや自宅建て替えなどの住宅事情

 

今回は「昆虫標本を売りたい」という方に高額査定につながる重要なポイントをいくつかご案内したいと思います。

どういった昆虫標本が高値で査定されるのか、その種類とその理由をお伝えできれ

 

 

【昆虫標本買取】昆虫標本の目的

これは標本全般に言えることですが、標本は分類学のため制作されることが最も多い事例となります。

これは分類学が多種多様な生物の比較をすることで研究結果を導く学問だからです。

昆虫分類学では「類似している昆虫同士を他と区別しグルーピングを行い体系化すること」を主眼としています。

昆虫は地球上で最も種類の多い生物です。そして未だに新種が発見されるなどまだ未知の

酒類も多く存在すると考えられております。

そういった新種を既に発見されグルーピング化された種と形態情報や遺伝子情報などを比較しつつ区別し名前付けなどを行います。

 

比較のためには材料が必要です。昆虫の場合、それが昆虫標本というわけです。

昆虫標本は乾燥標本として保存されることがほとんどです。

蝶などの鱗粉があるものやコガネムシのような光沢のある昆虫などもそのまま乾燥させても生きていた状態とほとんど変わることなく標本にすることが可能です。

ただし乾燥させるといっても虫の種類によって方法が異なりますのでそれなりのコツなどはあります。

 

そうしてできた昆虫標本はラベルと共に保存されます。ラベルには採取場所・年月日・採取者といった情報が記入され一目でデータがわかるようになっております。 

特に場所データは分類学上細かければ細かいほどよく緯度経度や標高などを記入する場合もあります。

これとは別に鑑賞用に作られた昆虫標本も多く存在します。

中でも大型の蝶や甲虫類は鑑賞的価値が高く、高額取引の対象となるものも少なくありません。

東南アジアや中南米では土産品として昆虫標本が販売されているケースも多く見受けられます。

鑑賞用の昆虫標本も製法は分類学のものと変わりません。ただ分類学の昆虫標本と異なるのは鑑賞的要素が高いため種類の分類があまり重視されておらずデザイン的に昆虫を配置した標本も多いことが挙げられます。

 

【昆虫標本買取】昆虫標本高額査定のポイント

昆虫標本には昆虫分類学的観点から作られた昆虫標本と鑑賞用として作られた昆虫標本の二種類あります。 

その二種どちらかの観点から昆虫標本買取において重要視されるポイントをこれから説明したいと思います。

もしお持ちの昆虫標本のご売却をお考えでしたら是非ご確認ください。

 

①ラベル記入はきちんとされているかどうか

これは学術的に必要となってくる要素ではありますが、昆虫標本買取においても重要になって参ります。

ラベルの書体は問われませんが内容は問われます。

「採取した場所」「採取した年月日」「採取者の市名」「昆虫の学名」などが入っているラベルは学術的に大変重要です。逆に言えばラベルのない昆虫標本は資料として用いることができないため昆虫標本と呼ぶことはできません。

 

鑑賞的昆虫標本でもラベルは必要です。

分類学の様にきちんと区別をすることを目的とはしておりませんが人気のある昆虫は「産地」「学名」などが重要視される傾向にあります。

 

蝶標本などの昆虫標本買取において「採取した場所」と「採取した年月日」は特に重要となります。

後に詳しく記載いたしますが、場所と時期によって採取が規制される種が出てくるからです、中には売買はもちろん譲渡も禁止されている種もございます。

もし規制対象となる昆虫の標本ですと買取が難しくなってしまいます。

 

②人気の昆虫であるかどうか

これは主に鑑賞的要素になります。

昆虫標本には人気の昆虫が存在します。それは希少種であったり色鮮やかな、まるで宝石の輝きのような輝きを持つ昆虫であったり造形が珍しくしかも美しい、といった昆虫コレクターのとって琴線に触れるような昆虫を指します。

 

例えばモルフォ蝶。

モルフォ蝶は北アメリカ南部から南アメリカにかけ80種類ほど生息する大型の蝶です。

モルフォはギリシア語で形態を意味する言葉でギリシア神話の女神・アフロディーテを指します。

 

分類学上ではチョウ目・アゲハチョウ上科・タテハチョウ科・モルフォチョウ亜科・モルフォチョウ族・モルフォチョウ属に分類されます。

体に比べ大きな翅(はね)を持ち、その表面は金属のような光沢をしています。そしてその光沢のほとんどが青色に発色します。これは翅表面にある櫛形の鱗粉において光の干渉が発生し光沢のある青が出現するのです。この現象を構造色といいます。

この構造色が起きる昆虫は光沢の美しさから昆虫コレクターや昆虫標本愛好家に絶大な人気がございます。モルフォ蝶の他にもタマムシやハナムグリといった甲虫類にも見られる現象です。

 

またカブトムシやクワガタは虫好きにとっては永遠のヒーローのような存在と言っても差し支えないほどかけがえのない昆虫です。

最近では海外産のカブトムシやクワガタが手に入りやすくなったため昆虫標本の数も多く見られるようになってまいりました。ヘラクレスやアクティオンゾウカブトなど人気のカブトムシを飼育した後昆虫標本とされる方も見受けられます。

 

変わった形をしている昆虫も昆虫コレクターには人気があります。

コノハムシやハナカマキリ、バイオリンムシなどがそれに相当します。

 

③ドイツ箱を使用しているかどうか

ドイツ箱とは昆虫標本などの標本用の木製箱です。ドイツ型標本箱を略してドイツ箱、木製の木枠にガラスで蓋をするタイプ標本箱になります。

大切な昆虫標本を守る上で欠かせないアイテムです。乾燥標本の多くは日本の様な高温多湿な気候を最も苦手とします。そこで密封性の高いドイツ箱を使用することで湿気や標本を食べてしまう害虫の侵入を防ぐ効果があります。

ドイツ箱で保管されている昆虫標本は保存状態もよく、またわざわざドイツ箱を使用する昆虫は希少性が高いものか高額で取引されるものであることも多いため昆虫標本買取のひとつの目安となります。

  

④昆虫のコンディション

これは昆虫標本に限ったことではございませんが、保存状態の良し悪しは買取の査定に影響します。

保管の悪い昆虫標本には昆虫自体に傷みが見られるケースも見受けられます。特に翅や足はもろく傷みやすいので破れていたり折れている標本に関しましては査定の評価としましては下げざるを得ません。

 

【昆虫標本買取】昆虫標本売却時の注意点

昆虫標本の売却において注意が必要なことがいくつかございますので以下に説明させていただきます。

 

・絶滅の恐れのある野生動植物の主の国際取引に関する条約(ワシントン条約)、種の保存法(絶滅の恐れのある野生動植物の種の保存に関する法律)に抵触していないかどうか 

 

希少生物の販売や譲渡、移動を禁止する国際条約および国内法になります。

ワシントン条約にはⅠ類・付属書Ⅰ、Ⅱ類・付属書Ⅱ、Ⅲ類・付属書Ⅲとありそれぞれ規定が定められております。

付属書Ⅰは現在4種が対象となっており、いずれも絶滅危惧種が相当します。付属書Ⅰに指定された種は譲渡・販売・展示が禁止されています。

・ アレキサンドラトリバネアゲハ(Ornithoptera alexandrae)
・ルソンカラスアゲハ(Papilio chikae chikae)
・ミンドロカラスアゲハ(Papilio chikae hermeli)
・ホメルスアゲハ(Papilio homerus)

 

付属書Ⅱではジャコウアゲハ属の一種や付属書Ⅰに指定された以外のトリバネアゲハ属全種などが挙げられます。

付属書Ⅱは輸入時に産出国のCITESの許可があれば日本国内に持ち込みが可能です。

 

付属書Ⅲはマルガタクワガタ属全種などが当てはまります。輸入の際には原産国の輸出許可証が必要となります。 

 

既に一般的に流通している昆虫標本ですと抵触する可能性は低いと考えられますが条約などは内容が変更されることもございますのでご注意ください。

最近の事例では2020年2月、環境省により水生昆虫タガメなど三種が「特定第二種国内希少野生動植物種」に指定され、販売を目的とした捕獲や売買が禁止されました。

これは昆虫標本も含まれます。違反しますと5年以下の懲役または500万以下の罰金、法人が違反しますと1億円以下の罰金が科せられます。

特定第二種は趣味で採集されることは禁止されておりませんが、それを売却しようとすると罪に問われることになります。

 

 

【「種の保存法」に基づく国内希少野生動植物種】売買が禁止されている昆虫一覧

チョウ

・セセリチョウ科

タカネキマダラセセリ赤石山脈亜種 オガサワラセセリ ヒメチャマダラセセリ

・シジミチョウ科

オガサワラシジミ カシワアカシジミ冠高原亜種 ゴマシジミ関東・中部亜種 ツシマウラボシシジミ アサマシジミ北海道亜種 ゴイシツバメシジミ

・タテハチョウ科

ウスイロヒョウモンモドキ ヒョウモンモドキ コヒョウモンモドキ タカネヒカゲ八ヶ岳亜種

 

トンボ

・エゾトンボ科 

オガサワラトンボ

 

・アオイトトンボ科

オガサワラアオイトトンボ

 

・ハナダカトンボ科

ハナダカトンボ

 

・トンボ科

ベッコウトンボ ハネナガチョウトンボ

 

・バッタ科

アカハネバッタ

 

・タマムシ科

オガサワラナガタマムシ シラフオガサワラナガタマムシ オガサワラムツボシタマムシ父島列島亜種 ツヤヒメマルタマムシ ツマベニタマムシ父島・母島列島亜種

 

・オサムシ科

オガサワラハンミョウ 

 

・カミキリムシ科

フサヒゲルリカミキリ オガサワラトビイロカミキリ オガサワラトラカミキリ オガサワラキイロトラカミキリ オガサワラモモブトコバネカミキリ フタモンアメイロカミキリ父島列島亜種 オガサワライカリモントラカミキリ 

 

・ゲンゴロウ科

ヤシャゲンゴロウ マルコガタノゲンゴロウ フチトリゲンゴロウ シャープゲンゴロウモドキ マダラシマゲンゴロウ

 

・ミズスマシ科

リュウキュウヒメミズスマシ

 

・コオイムシ科

タガメ

 

・タイコウチ科

タイワンタイコウチ(石垣島、西表島、与那国島) 

 

・ホタル科

クメジマボタル

 

・クワガタムシ科

ヨナグニマルバネクワガタ オキナワマルバネクワガタ ウケジママルバネクワガタ

 

・ハナノミ科 

クスイキボシハナノミ キムネキボシハナノミ オガサワラキボシハナノミ オガサワラモンハナノミ

 

・コガネムシ科

ヤンバルテナガコガネ ヒサマツサイカブト

 

・セミ科

イシガキニイニイ

 

・アリ科

ガマアシナガアリ

 

また各都道府県でも採取禁止・規制とされる昆虫も少なくありません。

蝶標本で人気があり、よく知られる種を一部列挙致します。

・ウスバキチョウ(北海道全域)

・ギフチョウ(山形県鮭川村・大石田町・福島県・ 長野県北安曇郡白馬村・小谷村・飯山市・飯田市・新潟県長岡市・魚沼市・神奈川県・藤野町・山梨県富沢町・南部町・身延町・静岡県芝川町・引佐郡引佐町・天竜市・富士宮市・石川県金沢市・福井県福井市・岐阜県白川村・河合村・谷汲村・下呂市・郡上市・愛知県岡崎市・三重県名張市・京都府全域・南山城村・ 奈良県御所市・ 和歌山県粉河町・兵庫県神戸市・島根県赤来村・松江市八雲町・ 岡山県川上村・山口県田布施町など

・キリシマミドリシジミ(三重県菰野町)

・コノハチョウ(沖縄県全域)

・ミヤマシロチョウ(長野県)

・ミヤマモンキチョウ(長野県)

など

 

(2023年10月更新)

 

 

蝶などの昆虫標本を高額買取してもらうポイント】まとめ

昆虫標本は主に分類学などの学術的要因と鑑賞的要因の二つで作られます。

昆虫は乾燥させると生きていた時の状態をほとんど残したまま保存することができます。

 

昆虫標本の高額買取には①ラベルの記載②人気種③ドイツ箱④コンディションといった要素が重要となります。

またワシントン条約や種の保存法で指定を受けた希少種は販売や譲渡、移動などが禁止されている場合がありますので十分ご注意ください。

 

 

ご自宅で保管されている昆虫標本の価値が分からない場合は昆虫標本に詳しい買取業者へ問い合わせしてみるのも一つの方法だと思います。現在では電話のみならずネット査定やLINE査定などのサービスを行っている買取業者がほとんどですので見積もりなどされてみてはいかがでしょうか。

 

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もしお持ちの昆虫標本のご売却や処分を検討されていましたら是非私たちにお問い合わせ下さい。

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