【ちょっとだけコラム①】ヤングエース12月号『うそ通りの骨董屋』原作第1話目 【嗚呼、魅惑のスーパーカー自転車(ジュニアスポーツ自転車)】
2026.11.04
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平素より格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
本日(2026年11月4日)角川書店より発売されましたヤングエース12月号『うそ通りの骨董屋』原作をさせていただくことになりました。
身の回りの骨董や古民具、古道具、古美術や現代アートなどが身近になっていただければとの想いで始めさせていただきました。作画を担当してくださる小手川ゆあ先生の繊細なタッチが作品の魅力を何倍にもしてくださっております!足を引っ張らない様に精進いたします!
さて、ここでは「ストーリーについて」ではなく「出てくる道具について」のお話をしたいと考えております。
今回の第一話目に登場する道具は、年代的には40代後半から50代の方であれば懐かしい、あの自転車です。
昭和30年代から50年代にかけて発売されたジュニアスポーツ自転車は「スーパーカー自転車」とも呼ばれ当時の男子に大流行します。
フラッシャーと呼ばれるウィンカーのような電子ギミック、フロントライトはリトラクタブル、アナログスピードメーター装備などなど当時の自動車ブームを反映したゴリゴリでモリモリ仕様に当時の男子は心ときめかせました。
この時代は菅原文太のデコトラ、そこから少し経ってランボルギーニ・カウンタック、ランチア・ストラトスといったスーパーカーが流行した時代です、フラッシャーはデコトラブーム、リトラクタブルライトはスーパーカーブームにそれぞれ乗っかったギミックと言えるでしょう。1970年代後半生まれのワタクシはリトラクタブル世代、後輪のサイドにちょうどガンプラ1/100スケールが入るくらいのサイズの折畳みカゴをつけ前後輪スポークにカラーボールを挟み疾走していました。
弊社には自転車の実物がないためプラモデルで代用紹介させていただきます。
こんなプラモデルがあったんです。大阪方面のお客様のところへ買取にお伺いした際、たまたま出てきた古いプラモの中にこれがありました。
メーカーはアオシマ、なるほど納得です。アオシマなら作ってそう(偏見)。
(※箱の状態はあまりよくありませんでしたが未組立でデカールもそろっているので買取対象となりました。)


ナショナル「エレクトロボーイZ」、Zがまたいいですよね。フェアエディZ、Zガンダム、サイクロンZ、男の子はZが大好きです。
今エレクトロボーイZのオリジナルを乗っている方がいるとすれば相当ですね。
当時子供が使っていたものは荒っぽい使い方のため壊れることが多く廃棄されています。これは超合金やソフビにもあてはまります。
フラッシャーは文字通りピカピカ光るのですがいざ乗ると自分では確認できません。こういうことは買った時わからないんですよね、乗ってから「は!後ろについてるから見れねーじゃん」と初めて気づく、まわりの友達に「光ってる?ねぇ光ってる?」といちいち確認を取らないといけません(作中のように振り返ってはいけません、危ないですよ)。嗚呼あまりにも悲しい、少年たちのワクワクの結末。
それでも周りの「おおおお!かっけー!光ってる!」という言葉に自尊心が満たされたのでありました。
Z世代の方からの買取依頼なども最近は増えてまいりましたが、昭和は一昔前の古い時代という認識のようで大変驚きました。「ウチに骨董の電話があるんですが」というお問い合わせにお話を伺うと昭和30年代~40年代くらいの黒電話だったりします。それ私が子供の頃は現役ですよ…
もはや昭和が骨董なのか…と震えながらこれからも生きていきます。
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