【ドール・フィギュア・人形買取】ドール・フィギュア・人形の買取や処分が初めてでお困りの方必読の人形売却マル得情報
2021.01.22
- ドール・フィギュア・人形
目次
【ドール・フィギュア・人形買取】はじめに
例えば今、ご遺品の整理をされている方で故人様のご蒐集されたドールやフィギュア、人形の処分を考えている方はいらっしゃいますでしょうか。「家人が大切にしていたコレクションなために人形の価値が分かる人に譲りたい」というご遺族様のお声をよく拝聴いたします。
ただ人形と一言で言っても種類は様々です。西洋風のフランス人形のようなものや市松人形などの日本人形、また陶器や磁器で出来た陶器人形、磁器人形、地域性の高いこけしなどの郷土人形、更にはアニメや映画のキャラクターフィギュアなどなど、人形にあまり関心のない方にとっては価値も、処分の方法もわかりにくいお品物のひとつではないでしょうか。
さらに人形やドールは人の形をしているため、「人形の処分には気が引ける」「フィギュアの処分方法がわからない」「日本人形は人形供養に出した方がいいのかしら」といったお問い合わせもよく頂きます。
結論から申し上げますと「ご不要なドール・フィギュア・人形は処分や人形供養を考える前にドール・フィギュア・人形に詳しい買取店に査定・買取」されることをお勧め致します。
ただドール・フィギュア・人形にあまりご興味がない方ですとお持ちの人形やドールが買取可能かどうかもわかりにくいかと思われます。また逆に価値があるにも関わらず、安い値段で買い叩かれているのでないかとご不安な気持ちにもなられるかもしれません。
そこで今回はそういったお客様の不安を解消すべく「高値買取されやすいドール・フィギュア・人形の種類」「ドール・フィギュア・人形高額査定のポイント」に要点を絞ってご案内したいと思います。
これからドール・フィギュア・人形の売却をご検討中の方にとってお役に立てれば幸いです。
【ドール・フィギュア・人形買取】高値買取されやすいドール・フィギュア・人形の種類とは
日本語では【人形】と一言で済みますが、ことコレクターズアイテムとしての人形はそれぞれのそれぞれのジャンルに細かく分類されます。
・「ドール」
アンティークドール・ビスクドール、スーパードルフィー、キャストドール、カスタマイズドールなど
・「フィギュア」
球体関節を取り入れたアクションフィギュア、美少女フィギュア、ガレージキット(ガレキ)、キャラクターフィギュア
キン肉マン消しゴム(キン消し)・ガンダム消しゴムなどの自販機フィギュアなど
・「人形」
日本人形、市松人形、御所人形、雛人形、博多人形、伝統こけし・創作こけしなどの郷土人形、
マイセンやリヤドロ、セトノベルティといった陶磁器人形
ソフビ人形、リカちゃん人形
まずはお持ちの人形がドールなのかフィギュアなのか人形なのか種類をお確かめください。
そして下の項ではそれぞれの特徴と高額買取のポイントをご案内したいと思います。
▼高値買取可能なドール
・ビスクドール/アンティークドールの買取
ビスクドールとはフランス語の「ビスキュイ=二度焼」を語源とする素焼きの磁器製のドールになります。19世紀頃のヨーロッパ宮廷貴婦人や令嬢の間で流行し100年以上経ったビスクドールはアンティークドールと呼ばれ美術品として鑑賞の対象となります。
ビスクドールは元々王侯貴族向けの衣装サンプルドールとして製作されます。その時代はポンパドゥール夫人やマリーアントワネットに代表されるロココ様式最盛期です。
貴族達はこぞってファションセンスを争い大変手の込んだロココ様式のドレスを発注します。その際にドレスのミニチュアサンプルを着せたドールこそビスクドールになります。
これらは「ファッションドール」と呼ばれて、大人の姿を模したドールが多かったのですが1855年(明治18年)パリ万国博覧会にて幼児や子供を模した日本の市松人形が出品されるとその愛らしさが評判となり同じように子供を模した「ベベドール」が作られるようになりました。
べべドールは革命後台頭した市民階級の子供達の間で流行し、中でも可動性の高いコンポジションボディーのドールが量産されるようになりました。
そして1880年代にはフランスのジュモーやブリュ、ドイツのアーモンド・マルセル、ケストナー、シモン&ハンビックといった名だたる工房が登場しビスクドール全盛期を迎えることとなります。
また日本のメーカー・ノリタケも海外輸出向けに「モリムラドール」を製造販売しました。
ビスクドールやアンティークドールはまずどこの工房で作られたドールであるかが高額買取のポイントとなります。各国の主要工房やメーカーを下記に記載しますのでご参考ください。
フランス
ジュモー ブリュ ゴーチェ A.T.(アーテー) シュタイナー
S.F.B.J( 19世紀後半にジュモーやブリュなどのメーカーが統合した合同会社)
ドイツ
アーモンドマルセル ケストナー シモン&ハルビック カマー&ラインハルト
日本
モリムラドール さくらビスク
どこの工房製かはヘッドの部分の後頭部から首にかけて印刻されております。
ここにジュモーやブリュとありましたら高値買取が期待できます。
ただしビスクドールやアンティークドールは復刻版のレプリカ、リプロダクション通称「リプロ」にもリプロダクションの文字と共にジュモーやブリュとベースとなったビスクドールの工房名も刻字されますのでご注意下さい。
スーパードルフィー・キャストドール・カスタムドールの買取
スーパードルフィーは日本のドールメーカー「ボークス」が製造販売する球体関節人形になります。1998年発売が開始され、衣装はもちろんドールアイやウィッグ、ボディーパーツなどにオーナーの趣味嗜好が反映できるカスタム前提のドールとして人気を博します。
それまでの着せ替え人形では見られない、ボディーパーツのリペイント「メイク」や削り、パテ盛りなどのカスタムは既製品であって既製品ではなく自分好みのドールが作れるため日本国内だけでなく大勢の海外オーナーにもお迎えされております。
スーパードルフィーの流通はボークスの直営店である「天使の窓」「天使の里」「天使のすみか」「ドールポイント秋葉原」と公式サイトからの通販、イベント販売に限られており希少性とブランディングが保たれております。
そのため大変悲しい話ですが、最近では投機目的でのスーパードルフィー購入も多く見受けられます。2018年京都高島屋にてお1人様2体までと定められた中原淳一作画100体限定モデルが転売目的と思われる1人の男性客に買い占められた事件は記憶に新しいところです(当時買い占められた中原淳一・ぱたーん版SDGr女の子 ロリーナ~ブラウス集 扉絵~は2020年3月に再販されました)。
スーパードルフィーの買取は、通常のスーパードルフィーも高額買取となりやすいのですが、イベント販売されたスーパードルフィーやコラボレーションモデルのスーパードルフィーは希少性から極めて高額買取となる傾向にあります。
大変有名な例としては2007年春に発売された『ローゼンメイデン』の「翠星石」・「蒼星石」、同じ2007年冬に発売された『ローゼンメイデン』「水銀燈」・「雛苺」などが高額買取対象のスーパードルフィーとして挙げられます。
『星間学寮 -Boys’ Dormitory-』シリーズも人気が高く、清楚かつ可憐な美少年SDは常に高額買取対象となります。
ボークスはスーパードルフィーの他にアニメやゲームのキャラクターのドール化に特化した「ドルフィードリーム」も展開し、アイドルマスターやなどのアニメキャラクターモデルやDHH-01ヘッドなどオーナー様からの人気が高いパーツは高値買取対象となり得ます。
スーパードルフィー以外のキャストドール(球体関節人形)は2000年以降に韓国メーカーや中国メーカーを中心に盛り上がりをみせております。国内ドール通販最大サイト「DOLK」を中心に日本のキャストドール市場もスーパードルフィー以外の選択肢も増えつつあります。
海外のキャストドールはスーパードルフィーにはない半人半獣、半妖、ドールアーティストによる個性的なドールなどバラエティーに富んだ種類が魅力です。
LeekeWorld、LUTS-DOLL、BlueFairy、ROSEN LIED、RING DOLL、ANGELL-Studioといった韓国・中国メーカーのキャストドールは日本国内でも人気の高いメーカーであり、高額買取対象のキャストドールとなります。
▼高値買取可能なフィギュア
美少女フィギュア・キャラクターフィギュアの買取
美少女フィギュアとは主にアニメ・漫画・ゲーム・イラストなどの二次元媒体の女性キャラを立体化したものになります。
人気の高いアニメやゲームのキャラクターフィギュアは需要が高く高額買取されやすいフィギュアのひとつです。特にワンフェスなどのイベント限定フィギュアは希少性も高くより高い価格にて買取される傾向にあります。
またフリューが運営するブランド、F:NEXなどの限定フィギュアも需要によっては購入価格より高額な買取価格となる可能性も見受けられます。
美少女フィギュアやキャラクターフィギュアはもともとガレージキットを組める人向きのフィギュアでしたがクオリティーの高い完成品が発売されはじめた2000年以降飛躍的に入手しやすくなります。
その結果「ワンピース」をはじめ「けいおん!」や「アイドルマスター」「ラブライブ!」などの人気タイトルのフィギュアはクレーンゲームのプライズフィギュアとして人気を博します。中でも一番くじフィギュアと呼ばれるものにはレアフィギュアとして高額買取されるケースも少なくありません。
また美少女フィギュアは日本の現代アートとの親和性の高さでも知られております。
日本を代表する現代アーティストの一人、村上隆と彼が運営するカイカイキキの製作するフィギュアは現代アート作品としても評価されるため高額で取引されるフィギュアもございます。「miss ko2」は今でも大変人気のフィギュアで高額買取される作品となっております。
アクションフィギュアの買取
アクションフィギュアとは可動式の関節を持ったフィギュアとなります。
上記致しましたスーパードルフィーやキャストドール同様に球体関節を用いたものが多いのですがドールとは区別されているのが一般的です。
アクションフィギュアはアメリカのG・Iジョーがその元祖として有名です。
ただ日本でのアクションフィギュアは現在figma(マックスファクトリー)などアニメ・ゲーム・特撮に特化したものが多く、劇中のポーズをさせることも可能で人気を博しております。
アクションフィギュアの買取価格は定価を鑑みた評価がほとんどですが、人気のものは需要の観点から買取価格がより高額になる傾向にあります。
また少し系統は異なりますがデッサンなどに用いるデッサン人形もアンティークやビンテージになりますと買取可能になります。
買取対象アクションフィギュア
G.Iジョー(ハズブロ社)・武装神姫(コナミ)・パームアクション(メガハウス)・アクションワークス(メガハウス)・ヴァリアブルアクション(メガハウス)・リボルテック(海洋堂)・figma(マックスファクトリー)・ねんどろいど・RAH(リアルアクションヒーロー メディコムトイ)・ウルトラアクト・S.Hフィギュアーツ・S.Hモンスターアーツ・ROBOT魂・メタルビルド・G.E.M.シリーズ
ミクロマン(タカラ)・変身サイボーグ(タカラ)
超合金
デッサン人形(アンティーク・ビンテージ)
キン消し(キン肉マン消しゴム)の買取
キン消しとは1979年少年ジャンプにて連載開始された『キン肉マン』のゴム製フィギュアになります。キン肉マン消しゴムとなっておりますが実際に消しゴムとして鉛筆で書かれた字や絵を消すことはできません(もちろん一回は消しゴムとして使用するのは私を含めたリアタイ世代のある種の通過儀礼です)。
1983年から1987年の間にカプセルフィギュアや食玩フィギュアとして販売されました。
その中でもバンダイから発売されたキン消しが正規品として認識されており中にはプレミア価値から高額買取となるキン消しも存在します。
キン消し買取では1983年から1987年の間に発売された通称「レギュラー版」、1991年から1992年の間で発売された「王位争奪戦偏」などが買取対象となり、1998年以降に発売された復刻版のキン消しは買取不可の買取店も少なくありません。
キン消しはペールオレンジ・赤・青・黄色・緑の5色で成形されておりますが、ラメ入りやクリアなどもありレア性の高いものは高額買取対象となっております。
キン消しはバンダイ以外のメーカーからも製造販売されており丸越発売の「デカケシ」や食玩フィギュアの通称「ファイツ人形」などが有名です。
ファイツ人形は森永から発売されたキン肉マンチョコスナック菓子のおまけとしてバンダイが製作しました。
ファイツ人形最大の特徴は伸びる素材でできていることです(手足を伸ばして加減が分からず引きちぎってしまったリアタイ世代です)。
正規キン消しほどではありませんが、中にはレア度が高く高値買取となるファイツも存在します。
昭和レトロのカプセルフィギュアはキン消しの他にはガン消し・ガンダム消しゴムも有名で買取対象商品となっております。
▼高額買取可能な人形
市松人形の買取
市松人形とは着せ替えの出来る子供型の日本人形になります。
おかっぱ髪につぶらな瞳の市松人形は江戸時代後期頃より当時の女子の遊び道具兼裁縫の練習用として作られるようになりました。
市松人形は裸の状態で売られており人形衣装は購入者が作るというのが当時の文化でした。
明治時代になりますと京都の「丸平」大木平蔵や江戸・東京の山川永徳斎といった人形師による手の込んだ市松人形は皇族や財閥関係、上流階級を中心に人気が高まります。
市松人形の買取では江戸時代後期・明治期から昭和初期、戦前頃までの市松人形が買取対象となり戦後に作られましたケースに入った市松人形は買取自体が難しいという買取店も少なくありません。
戦前までの市松人形と戦後の市松人形の見分け方は以下になります。
お持ちの市松人形をお売りになりたい方はご確認ください。
①戦前までの市松人形の頭部は胡粉で塗られた桐塑であることに対し戦後の市松人形の多くは石膏
②戦前までの市松人形の体はおがくずを詰めた布製の胴であることに対し、戦後の市松人形の多くはポリウレタンや人形用発泡スチロール製
③戦前までの市松人形の髪の毛は絹毛のほかに人毛が用いられたものもある
④昭和初期の市松人形には「人形液」というシールが付いたものもある
⑤戦前までの市松人形の衣装は古布で出来ているため質が高い
などが挙げられます。
また他にもお腹を押すとふいごが鳴く市松人形や、胴体に人形師の銘や工房の名が書かれた市松人形があります。
この記載が大木平蔵や栄徳斎、光龍斎、初代松乾斎東光(徳山)など知られた人形師の銘や並河人形店ですと高額買取される可能性が大いにございます。
戦後の市松人形でも作家名があるものは高額買取されやすいでしょう。
人間国宝・平田郷陽を筆頭に最近では工房朋などの市松人形は高値買取される傾向にあります。
さらに市松人形には自在人形や三つ折れ人形という可動式のものもありいずれも高額買取対象となる可能性が高いと言えます。
雛人形の買取
雛人形は今最も買取のお問い合わせが多い人形のひとつです。
こちらも市松人形同様、戦前までの雛人形であれば買取が可能です。
戦後に生産された段飾りの雛人形は日本の現在の住宅事情から買取自体が難しいと判断する買取店がほとんどです。
戦前までの雛人形でも江戸時代中期頃の雛人形と昭和初期の雛人形では買取価格が大きく異なります。
雛人形の原型は平安時代の人型の紙「かたしろ」になります。また同時期に宮中や公家の間で人形遊び「ひいな」が始まります。
この「かたしろ」と「ひいな遊び」の融合した文化が雛人形文化です。
そのため初期の雛人形は紙製です。
「立ち雛」と呼ばれる雛人形はその名の通り立ち姿の雛人形となります。
紙人形や紙雛、折雛ともいいます。
初期の立ち雛は和紙製でしたが徐々に布が当てられるようになり豪華な衣裳となっていきます。
江戸時代初期に誕生した「寛永雛」「元禄雛」から雛人形は今のように座るようになりました。
寛永雛と元禄雛の違いは元禄雛の方がサイズが大きく、衣裳も十二単な点が挙げられます。
次に登場した雛人形が「享保雛」です。
享保雛はまさしく雛人形バブル、人形衣裳は絢爛豪華、人形のサイズも50㎝を超すものも出現し贅沢の粋を集めた雛人形として有名です。
その豪華さから江戸時代に交付された奢侈禁止令(贅沢禁止令)によりサイズが規制されるようになるほどです。
その表情も面長・つり上がった切れ長な目と大変特徴的です。
享保雛は豪商の間でも人気となり明治時代頃まで作られた雛人形になります。
あまりに豪華になり有職故実を無視した雛人形への反省からか、江戸時代後期には「古今雛」と呼ばれる雛人形が誕生します。
現在の雛人形の原型はこの古今雛になります。
この時代には丸い顔の次郎左衛門雛やより宮中の衣裳に即した「有職雛」も生まれます。
そして幕末頃には江戸で段飾り、京都では御殿飾りが行われるようになりました。
これら時代雛は状態によっては高額買取される雛人形となります。
明治以降の雛人形は人形師や工房名も雛人形買取における大きな要因となります。
先述致しました丸平・大木平蔵は有職故実を忠実に追求した人形司として有名で、丸平製の雛人形は高額買取対象となります。
戦後の雛人形でも木目込み人形の雛人形やリヤドロなどの磁器製雛人形は買取可能です。
御所人形の買取
御所人形とは江戸時代中期頃、京都で生まれた童形の木彫胡粉人形です。
元々は公家や大名家などの間で好まれた人形で、宮中では御所に賜物をした大名家への返礼として下賜(かし)をはじめとした贈答に用いられます。拝領人形やお土産人形とも呼ばれております。
造形としては三頭身くらいの頭でっかちです。
幕末頃には一般的にも普及し京都土産として人気を博します。
大阪今橋の伊豆蔵喜兵衛が一般向けに販売したことから御所人形は「伊豆蔵人形」とも呼ばれております。
こちらも時代の古い御所人形や京都・丸平の御所人形ですと高値買取に繋がりやすいでしょう。
こけしの買取
こけしは一般的に伝統こけしと創作こけし・新作こけしに大別されます。
伝統こけしとは東北地方で伝統的に生産されている郷土人形のひとつです。
伝統こけしの生産地はほぼ決まっており、それぞれに工人と呼ばれるこけし職人が存在します。
伝統こけしの主な生産地は青森県の津軽系・岩手県の南部系・秋田県の木地山系・宮城県の鳴子系・作並系・遠刈田系・弥治郎系・山形県の肘折系・山形系・蔵王高湯系・福島県の土湯系・中ノ沢系などになります。
伝統こけしの買取では戦前までの伝統こけしが買取対象となります。
戦後に作られた伝統こけしは昭和25年以降に起こった第二次こけしブームにより大量に生産されたため数が多く買取自体が難しいという買取店も少なくありません。
戦後の伝統こけしで唯一の例外が津軽系の工人・盛秀太郎のこけしは高額買取対象となることが多く見受けられます。
創作こけしの買取
創作こけしとは伝統こけしと異なり、戦後に生まれたこけしになります。
伝統こけしは系統によって作風がほぼ決まっていることに対し、創作こけしは工人の個性と才覚によって創造的に製作されるため大変個性的なこけしが多いのが特徴です。
内閣総理大臣賞を受賞した創作こけし作家の作品は高額買取されやすい傾向にあります。
ただあまりこけしについてご関心のない方にとって伝統こけしと創作こけしの差がわからないかもしれません。
伝統こけしと創作こけしの大きな違いはズバリ「見た目」です。
いわゆる「こけし」と言われて想起されるこけしはおそらく伝統こけしでしょう。
創作こけしはチョンマゲがついていたり、着物の絵柄が精密に描かれていたり、スタイルがズングリしたものやヒョロヒョロっと細長いものなど見た目が大変独創的です。
そうした創作こけしは海外コレクターが多いため出来のよい創作こけしは高値買取対象となることが高いと言えます。
主な創作こけし作家
関口三作・渡辺雄二・吉田多加志・小林伊之介・井口悟・石原日出夫・志藤尚山・岸貞男・栗林一雪・相田春峰・山中三平など
※創作こけし買取に関してはこちらの記事もご参考ください↓
郷土人形の買取
郷土人形とは日本各地で作られている伝統的な人形の総称です。
北海道のニポポや東北地方の伝統こけし、山形県のお鷹ポッポなど種類が大変多く、枚挙に暇がありません。
福島県の三春人形や加賀人形などの郷土人形でも時代の古いものは希少性が高く、状態次第ですが、高額買取対象となります。
また張り子人形の木型も民芸として価値があり、ダルマの型や張り子犬の型は高値買取される傾向になります。
陶磁器人形・フィギュリンの買取
陶器や磁器でできた人形の総称になります。
陶磁器人形はマイセンやリヤドロ、ロイヤルコペンハーゲン、ヘレンド、セーブルなどヨーロッパの高級磁器メーカーで主に生産されており、いずれも高額買取対象となっております。
日本での磁器人形は古伊万里の柿右衛門様式人形が最も高額買取される人形として有名ですが、贋作の多さでも有名です。
他にも明治期の猫の磁器人形なども人気があります。
昭和に入りますと瀬戸焼のフィギュリン、セトノベルティが輸出用輸出向けに生産され、現在ではコレクターズアイテムとして買取可能です。
陶器人形ではドイツのゲーベル社フンメル人形が有名でしょう。
また日本では博多人形が挙げられます。
ただ博多人形は戦後に生産されたお土産品の博多人形は買取が難しいと言わざるを得ません。
ソフビ人形の買取
ソフビ人形はソフトビニール製の人形の総称です。
日本のソフビ人形は特撮や怪獣に特化したものが多く日本国内外にコレクターが存在します。
ゴジラやガメラ、ウルトラQ、ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊シリーズと男子向けの人形の王道と言っても過言ではないでしょう。
時代的に昭和レトロとして語られることが多く、仮面ライダーやウルトラQのソフビ人形はちょうど当時子供だった方が熱心にご蒐集されているケースが多く見られます。
ソフビ人形メーカーはマルサン、ブルマァクが有名です。
ただ当時はマルサン、ブルマァクだけでなくかなり多くの製造メーカーがソフビ人形を製作しておりましたのでソフビ人形の高額買取にはレアリティが最も重要となってまいります。
リカちゃん人形の買取
リカちゃん人形はタカラトミー(旧タカラ)から販売されている着せ替え人形です。
アメリカのマテル社が販売していたバービー人形のような着せ替え人形とドールハウスを日本風にアレンジしたものでサイズを21㎝と女の子が手にしやすい大きさに変更しました。
リカちゃん人形の表情は実写に近いバービー人形と異なり少女漫画のような顔立ちをしています。そして初代リカちゃん人形、二代目リカちゃん人形、三代目リカちゃん人形、四代目リカちゃん人形でそれぞれ異なります。
リカちゃん人形の買取では初代リカちゃん人形が高額買取対象となります。
ただ初代リカちゃん人形の中でも胴体一体型でおへそのある人形やジョイント式の人形など細かいマイナーチェンジがされており、それぞれで買取価格が異なります。
二代目以降も決して買取がされないというわけではありませんが数が多いことから買取価格としてはかなり控えめとなることがほとんどです。
因みに同じタカラトミーから発売されているブライス人形ですが、ボディサイズは基本的にリカちゃん人形と同じなためリカちゃん用のドレスなど一部が流用できることで知られております。
ドール・フィギュア・人形高額査定のポイント
ドール・フィギュア・人形高額査定の重要なポイントは、まず何よりも「保存状態の良し悪し」です。
これはドールやフィギュア・人形の査定に限った話ではなく骨董品や美術品一般でも言えることではありますが、時代の古いビスクドールなどのアンティークドールや市松人形、雛人形、陶磁器人形の場合ですと頭部のひび割れや指先などに欠損が見られるケースが多く注意が必要です。
また日本の高温多湿な気候はドール・フィギュア・人形の保存には適しておらずカビやシミなどが発生してしまったものも見受けられます。
こうした割れやキズ、シミ、カビはドール・フィギュア・人形の査定ではマイナス評価となってしまいます。
またドール・フィギュア・人形高額査定には「付属品の有無」「未開封・未使用」も大切なポイントです。
雛人形では冠や太刀、笏(しゃく)・扇・台座のいずれかが欠品ですと査定評価としましてはマイナスとなります。
フィギュアは未開封・未使用品ですと高額査定となる傾向にあります。
現在も販売されているモデルですと定価に即した買取査定となりますが、生産中止したフィギュアは再販される可能性が低いため、ニーズの高モデルはレアフィギュアとして高額査定されやすくなります。フィギュアの箱は紙箱がほとんどですが箱の状態の良し悪しも査定対象となります。
昭和レトロの代表、ソフビ人形、リカちゃん人形ですが当時の袋や箱に入ったものでしたら査定ではプラス評価となります。当時のビニール袋ですので経年により硬化している可能性があり破けたものもあるかと思いますが査定には必要となりますのでお捨てにならないようにお気を付けください。
【ドール・フィギュア・人形買取】まとめ
例えば故人様のご蒐集されたドールやフィギュア、人形の処分を考えている方で「家人が大切にしていたコレクションなために人形の価値が分かる人に譲りたい」と思われている方は少なくありません。
ドール・フィギュア・人形は種類も大変多く、持ち主様やオーナー様、愛好家の方ならともかく、人形にあまりご関心のない方にとって種類や価値の判別がなかなか難しいかと存じます。
その場合はドール・フィギュア・人形に詳しい買取店にご相談や買取・査定などのご依頼されることをお勧め致します。
ヤフオクやメルカリなどの個人間取引ですとオーナー様同時であればやり取りもスムーズかと思われます。しかし逆にこれまでドール・フィギュア・人形にあまりご興味がなかった方ですと適正な価値や価格帯の判断やお相手に伝えるべきポイントがわからず、思わぬトラブルへと発展する恐れもございます。
ドール・フィギュア・人形に精通している買取店であれば、それぞれの種類の愛好家やコレクターとの窓口として多くのチャンネルを有している場合がほとんどです。
ただ、大手リサイクルショップや一般的な骨董買取業者ですとドール・フィギュア・人形の査定ポイントが抑えきれず、本来ですと価値のあるものを低い査定価格で買取されてしまう恐れもございます。
ドール・フィギュア・人形は持ち主様の思い入れが強いコレクターズアイテムです、次のオーナー様にも大切にしていただけるようにするためにもきちんとした買取店へご相談されてみてはいかがでしょうか。
私たち「江戸市川」ではお客様の大切なドール・フィギュア・人形を次の方へお譲りするお手伝いをさせていただいております。
価値のわからないでもドール・フィギュア・人形構いません。
他の買取業者では断られたお品でもご依頼・売却いただけます。
お持ちのドール・フィギュア・人形の買取やご売却、処分を検討されていましたら是非「江戸市川」にお問い合わせ下さい。
江戸市川のドール・フィギュア・人形買取査定詳細はコチラ↓
ドール・フィギュア・人形の買取は「江戸市川」にお任せくださいませ。
店舗 酒器・骨董品・ドール・フィギュア・人形買取専門の江戸市川
電話 0120-456-956
住所 〒132-0003 東京都江戸川区春江町2-10-15
営業時間 9:00~18:00(年中無休/土日祝日対応)
買取に関する電話 0120-456-956
受付時間 9:00~18:00(年中無休/土日祝日対応)