平素より大変お世話になっております。市川市での酒器・ぐい呑・骨董・陶磁器買取専門店「江戸市川」です。

今回は千葉県市川市よりご来店いただき店頭買取させていただきました有田焼の老舗にして名跡のひとつ源右衛門のぐい呑をご紹介したいと思います。

有田焼は佐賀県有田町で生産されている磁器でかつては伊万里焼と呼ばれておりました。

柿右衛門様式や鍋島様式など海外で高評価を受け輸出されたものや幕府や朝廷への献上品として生産されたものなども多く、伊万里焼は日本を代表する磁器でした。

源右衛門窯もまた1753年（宝暦3年）から続く伊万里焼・有田焼の名窯であり、源右衛門の名は代々受け継がれている名跡となります。

柿右衛門窯、今右衛門窯、そして源右衛門窯の三つは有田の三右衛門と呼ばれ国内外で高い評価を受けております。

こと源右衛門窯になりますと六代館林源右衛門の評価が国際的にも高い傾向にあります。

六代目源右衛門は1927年（昭和2年）佐賀県で生まれ佐賀県立有田工業学校窯業科卒業後、源右衛門窯にて五代目源右衛門に師事、作陶の研鑽を磨きます。

1960年（昭和35年）に六代目源右衛門を襲名し、海外にも活躍の幅を広げます。

六代目源右衛門は海外に渡った古伊万里の研究にも力を入れ、当時東ドイツだったドレスデン美術館などヨーロッパ各地の美術館・博物館を視察し古伊万里調査をします。

このことが契機となり古伊万里再興に尽力し宮内庁やアメリカ大統領官邸、さらにローマ法王などへ作品を献上します。

その一方で一般のテーブルウェアやインテリアなどにも力を入れティファニー社とコラボ商品を出すなど商売としての源右衛門窯もきっちりと確立させます。

今回買取いたしました源右衛門窯のぐい呑ですが、こちらは作家・陶工による一点物ではなく工房により制作販売されたものとなります。

数が多いため高額な買取価格とはなりませんが、ほぼ無傷の状態で図柄も可愛らしい干支の酉でしたのでお客様にご納得いただける価格にて買取させていただきました。

ご来店いただきましたお客様の工房によるものとご存知で、買取価格というより次に使って頂ける方がいればお譲りしたいとお持ち込みくださいました。

この度は有田焼・源右衛門窯のぐい呑店頭買取においで下さりありがとうございました。またのご来店をお待ち申し上げております。

酒器・骨董品・陶磁器買取専門店「江戸市川」では有田焼・ぐい呑の買取を強化しております。

徳利、盃、ぐい呑み、猪口、蕎麦猪口といった酒器の買取や有田焼（柿右衛門・今右衛門・源右衛門）、唐津焼、志野焼、織部焼などの陶磁器売却をご希望のお客様は是非酒器・骨董品・陶磁器買取専門店「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。

他の買取店では断られたお品でもご依頼・売却いただけます。

電話0120-456-956、web、LINEからお気軽にご相談いただけましたら幸いです。

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