平素より大変お世話になっております。東京都中野区での酒器・骨董・キリスト教美術・イコン買取専門店「江戸市川」です。

今回キリスト教美術の買取で伺いました地区は東京中野区になります。

そして買取対象となりましたお品物はロシア正教のイコンです。

イコンとはイエス・キリストや聖母、聖人、天使、聖書における出来事などを描いた宗教画となります。

またイコンは通常「正教会」で用いられることがほとんどです。

テンペラ技法による板画やフレスコ画、モザイク画などイコンの種類は多岐に渡り、また時代によってもそれぞれの特徴が見受けられます。

イコンの起源は『手にて描かれざるイコン』とも呼ばれる『自印聖像』となります。これはイエス・キリストが顔を洗い自らの顔を布に押し当てたらイエスの顔が布に写ったという奇跡のことを指します。その際に写った顔が『自印聖像』です。そのためイコンに描かれるイエス・キリストは正面を向いております。

また聖使徒ルカが聖母マリアを描いた『ウラジーミルの生神女』が世界最古のイコンとも言われております。

今私は「イエス・キリスト」と「聖母マリア」と表記いたしましたが、これは分かりやすく説明するために敢えてさせていただきました。

イコンは東方教会で発展したキリスト教美術なため正確にはイエス・キリストは「イイスス・ハリストス」、聖母マリアは「生神女マリヤ」と表記するのが正解です。　

今回買取致しましたイコンは19世紀頃にロシアで描かれたテンペラ技法による伝統的なイコンかと推察します。

この頃はイコンも徐々に西欧化し大変写実的なり、立体的になります。それに対し伝統的なイコンは抽象的に描かれます。

ロシアではイコンが大変普及し、大変多くの作品が遺されております。

そしてイコンはキリスト教における民衆芸術として近年認められるようになりつつあり、今後の評価の高まりを期待させます。

この度は中野区在住のご依頼者様より「生前父が集めたキリスト教関連の絵などがある」とのお問い合わせを受け、出張買取させていただきました。

大変興味深いイコンです、この度はキリスト教美術・イコン買取並びに遺品整理にご用命下さりありがとうございました。

酒器・骨董・キリスト教美術・イコン買取専門店「江戸市川」ではキリスト教美術やイコンの買取を強化しております。

聖書（旧約聖書・新約聖書）や十字架・クロス・ロザリオ、イコン（宗教画）、コプト布・隠れキリシタン関連などキリスト教に関するお品物が買取対象となります。

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