平素より大変お世話になっております。千葉県習志野市での酒器・骨董・中国土産・中国工芸買取専門店「江戸市川」です。

お伺いしました地区は千葉県習志野市になります。

千葉県習志野市は千葉県北西部に位置し千葉市、船橋市、八千代市と隣接する市です。習志野市は津田沼を中心に人口が増加し千葉県内での人口規模は八千代市に次ぐ第九位、さらに津田沼周辺の人口密度で言えば松戸市に次ぐ第四位となり千葉市稲毛区や船橋市を上回ります。

さて、今回買取対象となりました中国土産・中国工芸は堆朱の花瓶です。

堆朱とは素地の表面に漆を塗り重ねて層を作り文様をレリーフ状に表す彫漆技術の一つで、表面が朱のものを堆朱、黒いものを堆黒と呼ぶのが一般的です。ただ中国では朱漆の層のものを剔紅、黒漆の層のものを剔黒と呼び日本との呼称は異なります。

堆朱の技法は中国で生まれ、日本には平安時代後期ごろから鎌倉時代初期ごろ伝来したと考えられております。例えば鎌倉彫も鎌倉時代に中国からもたらされた彫漆のひとつです。

堆朱は漆を塗っては乾かし、その上にまた漆を塗るという工程を繰り返して素地を作った後に彫刻する技法で大変時間と手間のかかる工芸品となります。

日本では新潟県の村上堆朱や宮城県の仙台堆朱、神奈川県の鎌倉彫が代表的な堆朱工芸品です。

一方の中国工芸での堆朱は内七宝と呼ばれる技法が用いられている作品が多いことが特徴的です。

内七宝とは底の部分や内側に青や藍の七宝が施されている作品のことを指します。中国土産で見られる堆朱の花瓶や合子にはこの内七宝がよく見られます。

この度買取対象となりました堆朱の花瓶の内側と底の部分に青の七宝が施されておりました。

お話を伺いますと、こちらの堆朱の花瓶はご依頼者様のお父様が生前に中国土産として仕事関係の方から頂いたものとのことでした。

時代の若い工芸品なため買取価格としてはそこまで高額にならない旨を含めた中国堆朱買取についてのご説明をし、ご遺族様にご納得いただいた上で買取致しました。

他にも中国の鑑賞石や中国刺繍など中国の代表的な工芸品も同時に買い受けいたしました。

この度は中国土産・中国工芸・中国堆朱の買取並びに遺品整理にご用命下さりありがとうございました。

酒器・骨董・中国土産・中国工芸買取専門店「江戸市川」では中国土産・中国美術・中国工芸・中国堆朱の査定や買取を強化しております。

中国堆朱といった中国土産買取をはじめコルク彫刻、中国酒、中国掛軸、中国切手など中国土産買取や戦前満州から引き上げの際に持ち帰られた古い中国土産の買取、買取さらに中国美術のご売却をご希望のお客様は是非酒器・骨董・中国土産買取専門店「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。

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