平素より大変お世話になっております。鎌倉市での酒器・煎茶道具・急須買取専門店「江戸市川」です。

お伺いしました地区は神奈川県鎌倉市になります。

神奈川県鎌倉市は神奈川県南部に位置し同じ神奈川県横浜市や逗子市、藤沢市と隣接する市です。

鎌倉市には煎茶や茶道と縁のある禅寺が多く、臨済宗建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺の5つを鎌倉五山と呼びます。

さて、今回買取対象となりました茶道具・煎茶道具は急須です。

いずれも常滑焼や万古焼といった急須の産地で有名なのところのものとなります。

常滑焼でしたら山田常山・山田宝生・吉川雪堂などの作家による急須に人気が集中しております。

常滑焼も万古焼もいずれも朱泥と呼ばれる急須が中心ですが、朱泥急須は元々中国宜興窯の朱泥急須が日本に伝わり模倣する形で作られ始めたものです。

そのため中国の朱泥急須のように側面に彫刻が施されたものも常滑焼の急須や万古焼の急須には見受けられます。

また急須は煎茶道の道具としても用いられます。煎茶道はあまり耳馴染みのない方もいらっしゃるかと思われますが、抹茶を用いる茶道とは別で玉露など葉茶を用いる茶道となります。

煎茶道は中国より伝わり、禅宗との関わりが深く文人趣味として広まります。

日本の急須は把手が横手のものが多く、中国の急須は後手のものが多いという特徴もあります。

買取対象なりました急須は横手の日本製の急須です。

こちらの急須はご依頼者様の御祖母様が生前ご蒐集されていた急須とのことでした。

山田常山といった作家物ではなく常滑や万古で生産された比較的多い手のものです。ただ、そこはやはり常滑焼や万古焼の朱泥急須、他の産地の急須より味わいがあります。

数の多い急須ですので一点一点ではなかなか買取価格がつきにくいのですが、このようにまとまった数がありますと買取されやすいとも言えます。

ご遺族様も急須はひとつふたつあれば事足りると、形見分けとして引き取られる急須をいくつか残し、残りの急須の買取をご希望だったため出来る限りの価格で買取致しました。

この度は急須買取にご用命下さりありがとうございました。

酒器・骨董買取専門店「江戸市川」では茶道具・煎茶道具・急須買取を強化しております。

急須をはじめ茶入や仙媒（茶合・茶則・茶量）、茶托といった煎茶道具買取査定やご売却をご希望のお客様は是非酒器・茶道具・急須買取専門店「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。

また常滑焼や万古焼の買取査定、中国急須買取をご希望のお客様も是非お声掛けください。

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