平素より大変お世話になっております。市川市での酒器・骨董・中国美術買取専門店「江戸市川」です。

　
この度お伺いしました地区は千葉県市川市です。

千葉県市川市は弊社の所在します東京都江戸川区と隣接した市で骨董や中国美術品の買取査定で度々お取引させていただいている地区でもあります。

また近隣の船橋市や松戸市、鎌ヶ谷市からの骨董買取や中国絵画の査定のご依頼もあり、以前より続く中国骨董ブームはいまだ健在と実感いたします。

さて、この度買取対象となりました中国美術・中国陶磁器は古染付五客になります。

古染付とは中国明時代末期から清時代初期にかけて焼成された染付のことを指します。

明朝末期の天啓年製の景徳鎮窯では官窯の衰退に伴い民窯が盛んとなり、官窯にはない下手ではあるが大らかさと自由闊達さのある陶磁器が生産され日本の茶人や数寄人を中心に人気となりました。

そのため当時の茶人は自分好みの茶道具や日用雑器を中国へ依頼し制作させた古染付も多く存在します。

古染付の特徴に「虫喰い」と呼ばれる景色があります。

虫喰いは表面に釉薬が弾けて穴が開いた部分を指します。虫が喰ったかの見た目から「虫喰い」と称されるようになり日本の茶人に珍重されました。

民窯のいわゆる下手とはいえ、呉須の発色のよいものが高く評価され古染付買取でもプラス評価となります。

今回買取致しました古染付は景徳鎮窯で焼かれ輸入されたと推察されます。

茶人の好みで注文生産された古染付の多くは意匠の面白さにあります。特に造形の妙は卓越しており、動物形や鳥形、魚介形など大変魅力的です。

そういった事例を鑑みますと、こちらの古染付は当時の日用雑器として中国で用いられたものが日本に渡り珍重され、伝世されたものと思われます。

お持ちの方はお茶席の菓子皿としてお使いになられていたそうです。もともとご依頼者様のご実家で受け継いでこられた中国美術でしたが、独り身ということもあり体の動くうちに断捨離・終活をされるべく、お持ちの中国美術・中国陶磁器の買取査定で弊社にご依頼くださいました。

ホツやニュウはきちんと金継され、今日まで大切にされてきたことが十分に伝わるお品です。中国美術・中国美術・中国陶磁器の買取評価としましては、金継などは完品に比べるとやはりマイナス評価とならざるを得ません。

ただし、しっかりとした来歴と五客揃いということ、なにより絵柄の素朴な味わいから可能な限りの買取価格でお譲りいただきました。

然るべき方とのご縁があるまで責任をもってお預かりさせていただきます。

この度は中国美術・中国陶磁器の買取にご用命下さりありがとうございました。

酒器・骨董買取専門店「江戸市川」では中国美術・中国陶磁器の買取を強化しております。
明末清初古染付の買取や青花・白磁・青磁・釉裏紅など中国古陶磁のご売却をご希望のお客様は是非酒器・骨董・中国美術買取専門店「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。

他の買取業者では断られたお品でもご依頼・売却いただけます。
電話0120-456-956、web、LINEからお気軽にご相談いただけましたら幸いです。

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