平素より大変お世話になっております。千葉県浦安市での酒器・骨董品・書道具・篆刻買取専門店「江戸市川」です。

今回お伺いしました地区は千葉県浦安市になります。

千葉県浦安市は千葉県北西部に位置し千葉県市川市や東京都江戸川区と隣接する市です。

東京ディズニーリゾートが所在することで知られておりますが、都心へのアクセスもよく住宅都市としても人気があります。

さて、今回買取対象となりました書道具は篆刻に用いる篆刻刀・印刀となります。

篆刻とは印章を制作することを指し、主に篆書を用いることから篆刻と言われる様になりました。

書画において作品の最後に落款を押しますが、この落款自体が書と彫刻を融合させた芸術とも言え、中国では文人趣味として古くから高い評価をされてきました。

中でも印材と呼ばれる篆刻に用いる素材には田黄や鶏血石など高額買取対象となるものも存在します。

その印材に篆刻を彫る道具を篆刻刀、印刀と呼びます。

彫刻刀のようなものですが木彫用の彫刻刀とは異なり篆刻刀・印刀のほとんどは両刃の平刀となります。

彫刻刀の多くは片刃で先端が鋭角なものが多いため篆刻に慣れている方ですと一目瞭然かと思われます。

ところでこちらの篆刻刀・印刀に書かれた名前にお気づきでしょうか。

「呉昌碩」とあります。呉昌碩とは中国清朝時代から近代にかけて活躍した、中国を代表する文人です。

書家、画としては勿論、篆刻家としても高い評価を今なお受けており、近代中国で最も優れた芸術家として君臨しております。

日本人との縁も深く、書道家の日下部鳴鶴や政治家であり書道家でもあった犬養毅（犬養木堂）などが自用の印を注文制作しました。

中国工芸品にはこうした大家にあやかり、名を称した道具も少なくありません。

こちらの篆刻刀・印刀は特別なものと言うわけではなく、篆刻初心者の方が使える手頃な篆刻道具です。

ご依頼者様の御祖母様が生前書道をご趣味としており、篆刻刀のほかにも印材や書道用紙、中国硯、墨などをご遺品整理として買取させていただく運びとなりました。

いずれも練習用の印材や実用硯、使用済みの墨だったため書道具の買取価格としては控えめとなってしまいます。

ただ、どちらの書道具も捨てるには忍びなく、誰かに使っていただければと私ども江戸市川へご相談くださいました。

この度は印刀・篆刻刀の買取、書道具買取並びにご遺品整理にご用命下さりありがとうございました。

酒器・骨董買取専門店「江戸市川」では書道具・篆刻刀・印材など篆刻道具の買取を強化しております。
篆刻刀や印刀買取はもちろん印床や印材（寿山石・田黄・鶏血石など）、篆刻関連の書道書籍買取、さらに端渓硯などの中国硯や雨端硯・那智黒硯などの和硯の買取査定、墨・筆・水滴など書道具買取や中国拓本といった中国美術のご売却をご希望のお客様は是非酒器・骨董・書道具買取専門店「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。

他の買取業者では断られたお品でもご依頼、ご売却いただけます。もちろん無料査定です。
電話0120-456-956、web、LINEからお気軽にご相談いただけましたら幸いです。　

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