• 茶器/茶道具

茶道具買取（膳所焼・抹茶碗）東京都江戸川区

平素より大変お世話になっております。東京都江戸川区での酒器・骨董・茶道具・膳所焼買取専門店「江戸市川」です。

お伺いしました地区は東京都江戸川区になります。

東京都江戸川区は弊社・江戸市川も所在することから、江戸川区にや近隣の江東区や葛飾区、墨田区さらに千葉県市川市、浦安市、松戸市などにご在住のお客様から骨董買取や酒器買取、ご遺品整理などでご縁頂いております。

この度も同じ江戸川区内在住の方より茶道具の買取査定依頼がありお伺いさせていただく運びとなりました。

この度買取対象となりました茶道具は膳所焼の抹茶碗です。

膳所焼は滋賀県大津市で焼かれる陶器となります。寛永13年（1636年）に膳所藩主・石川忠総が大名茶人として名高い小堀遠州の指導を受け遠州好みの茶器を焼き始めたのが始まりとされております。膳所焼は遠州七窯のひとつとして知られ、大名間の贈答品として制作されました。

しかしそんな膳所焼も明治時代になると一旦廃窯してしまい、膳所焼の廃窯を惜しんだ膳所の名家・岩崎健三が当時の日本画壇の巨匠、山元春挙とともに膳所窯を復興し、その工房を陽炎園としました。

今回買取致しました膳所焼の抹茶碗には膳所焼窯元・岩崎新定の名が書かれた栞が入っておりました。

岩崎新定は岩崎健三の長男として生まれ、父同様に遠州七窯の膳所焼再興に尽力します。

その弛まぬ挑戦と功績が認められ1985年には滋賀県文化賞を受賞、さらに1991年には当時の通産省より伝統産業功労者として表彰を受けるに至ります。

膳所焼の茶椀や茶入は稽古用の茶道具よりワンランク上のものとして用いられることが多いかもしれません。

中には表千家13代家元の即中斎、裏千家14代家元・淡々斎といった当時の両千家家元の花押が入った茶碗や茶入などがあり高額買取されるものも少なくありません。

こちらの膳所焼の抹茶碗は灰釉・胴〆とあることからもわかるように胴がグッと〆られ遠州好みな茶道具とわかります。こういった造形は遠州の師である古田織部の影響も垣間見ることができます。

そこまで高額な茶道具ではないため買取価格としては控えめとなってしまうことをお伝えし、お客様にご納得いただける価格にて買取させていただきました。

お話を伺いますと、お亡くなりになられた御祖母様がお使いだったお茶道具でしたが引き継いで使われる方がご遺族の中にいなかったため代わりに使って頂ける方へ譲りたいと私ども江戸市川へご連絡くださいました。

この度は大切な茶道具買取並びにご遺品整理にご用命下さりありがとうございました。大切にお預りさせて頂きます。

酒器・骨董買取専門店「江戸市川」では酒器・骨董・茶道具・膳所焼の買取を強化しております。

膳所焼をはじめ茶碗、茶入、水指、花入、香合、茶釜といった茶道具買取査定やご売却をご希望のお客様は是非酒器・骨董・茶道具買取専門店「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。

他の買取業者では断られたお品でもご依頼、ご売却いただけます。もちろん無料査定です。

電話0120-456-956、web、LINEからお気軽にご相談いただけましたら幸いです。　

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