平素より大変お世話になっております。東京都千代田区での酒器・骨董・蕎麦猪口買取専門店「江戸市川」です。

今回酒器買取でお伺いしました地区は東京都千代田区になります。

東京都千代田区は東京都区部の中心部に位置する特別区です。国会議事堂や総理大臣官邸、最高裁判所など主要政府機関が所在する一方で神田周辺の様に下町情緒溢れる地区としても知られております。また千代田区は東京都中央区や港区、新宿区、文京区、台東区と接しており日本を代表する企業の本社が置かれている区でもあります。

さて、買取対象となりました酒器は江戸中期頃の古伊万里焼の蕎麦猪口です。

いわゆるベタ底と呼ばれる形状で、江戸時代中期頃から見られる形です。また染付の発色がややくすんでしまっています。

松竹と梅を前後面に分けた松竹梅文様が描かれておりますが、もしかしますと元々は蕎麦猪口ではなく晴れの席用の向付として用いられたものかもしれません。

こういった吉祥文様の蕎麦猪口は、農地の庄屋などがまとめて所有しており、地元の農家が結婚式を挙げるといったおめでたい席用にまとめて貸し出したと考えられております。

こちらの蕎麦猪口は江戸時代中期の作風らしく大変小振りなため、ぐい呑みなどに見立てて使用されていたのかもしれません。

残念ながら小さなホツがあり完品ではございませんでしたが、スッキリとした小振りなサイズと使い勝手の良さを評価し買取いたしました。

ご依頼者様にお話を伺いますとお持ちの方は神田生まれの神田育ちでチャキチャキの江戸っ子だったそうです。残念ながらお亡くなりになられ、蕎麦猪口や徳利といった酒器を多くご蒐集されていたため蕎麦猪口や徳利などの酒器買取専門である弊社にご連絡くださいました。

日本酒や焼酎がお好きな方だったとのこと、蕎麦猪口は晩酌の愛用品でした。ホツがあっても気にせず、普段使いの生活骨董として大いに楽しまれていたそうです。

ご遺族様にとっても思い入れの強い蕎麦猪口や徳利ばかりだったため捨てるより誰かに使って欲しいと、その橋渡し役に私たち「江戸市川」にお声掛けくださいましたこと、大変光栄です。

蕎麦猪口や徳利など大切な酒器を次の方とのご縁があるまで責任もってお預り致します。

この度は古伊万里蕎麦猪口の買取ならびに徳利などのご遺品の整理にご用命下さりありがとうございました。

酒器・骨董買取専門店「江戸市川」では酒器・蕎麦猪口の買取を強化しております。
徳利や盃、ぐい呑、猪口、蕎麦猪口といった酒器の買取や江戸時代後期の伊万里焼膾皿、豆皿、印判手などのご売却をご希望のお客様は是非酒器・骨董買取専門店「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。

他の買取業者では断られたお品でもご依頼、ご売却いただけます。
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