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キリスト教美術
2021年12月25日

【キリスト教美術買取】聖書やイコン、ステンドグラスといったキリスト教美術買取査定についての情報【キリスト教美術査定】

 

【聖書やイコン、ステンドグラスといったキリスト教美術買取査定についての情報】序

キリスト教美術とはキリスト教に関連する美術全般を指す言葉です。

それはキリスト教をモチーフとした絵画や彫刻はもちろん教会建築、教会のステンドグラスや壁画、フレスコ画、モザイク画、さらに聖書や聖典、祭壇画、ミニアチュールなど多岐に渡ります。

またキリスト教はヨーロッパのみならず世界的に信者を有する宗教なためアフリカや日本など世界各地で独自の文化・美術として形成されているものも少なくありません。

 

日本では個人での信仰の自由が保障されているため個人単位でキリスト教を信仰しキリスト教に関連した美術品を蒐集されている方も大勢いらっしゃることかと存じます。

ご家族でキリスト教を信仰されている場合、そのようなキリスト教美術を大切に引き継がれることも大切な信仰のひとつではないでしょうか。

ただ、逆にご身内の方などが蒐集されたキリスト教美術が不要となった場合、なかなか処分にお困りとなるコレクションとなってしまいます。

 

「遺品として遺されたイコンや聖書などのキリスト教美術を信仰の深い方にお譲りしたい」そういったお声も耳に致します。

そこで今回は「聖書やイコン、ステンドグラスといったキリスト教美術買取査定についての情報」と題し、どのような種類のキリスト教美術が買取査定となるのか、キリスト教美術の査定ポイントなど、大切なキリスト教美術をどのように次の方にお譲りしたらよいか、その方法をご提案したいと思います。

 

 

【キリスト教美術の種類について】破

キリスト教美術は「初期キリスト教美術」と東方教会系の「ビザンティン美術」、西欧の「ロマネスク美術」「ゴシック美術」、ルネサンス期の「マニエリスム」やその後の「バロック美術」、更に「ヨーロッパ以外でのキリスト教美術」に大別されます。

先ず「初期キリスト教美術」ですが200年頃から6世紀頃までのローマ時代など地中海沿岸とその周辺に展開したキリスト教美術を指します。この時期はキリスト教が創始され迫害を受け、ローマ帝国で公認される様になった時期に相当します。そのため個人でこの時代のキリスト教美術を蒐集されている方は稀なため、めったに市場には現れません。

強いて言うなら彫刻ですが、それらはローマ時代の彫刻としても認知されているためサザビーズやクリスティーズなど国際的なオークションで見られるかもしれません。

 

ローマ帝国が西と東に分かれるとキリスト教文化も西と東に分かれます。

「ビザンティン美術」とは東ローマ帝国時代から東方正教系で発展したキリスト教美術の総称です。

モザイク画やフレスコ画によるイコン画や十字架などが東方教会系のキリスト教美術の代表格となります。

 

西ヨーロッパでは「ロマネスク美術」「ゴシック美術」、ルネサンス期の「マニエリスム」や16世紀ころから始まる「バロック美術」など時代により分けられます。

これらは教会や聖堂の建築様式でもありますが同時に当時流行した彫刻や絵画の様式にも適用される言葉となっております。

 

更にヨーロッパ以外の国でもキリスト教は信仰されており、各地で独自のキリスト教美術を生み出しております。

先ずはアフリカのコプト美術、そこから派生したエチオピア正教会のキリスト教美術、さらにアジア圏での日本のキリシタン文化や中国での景教がそれに相当します。

 

 

【買取査定対象となるキリスト教美術の種類とは】Q

ここではコレクションされやすいキリスト教美術についてご案内したいと思います。

日本市場においてなかなか認知されにくいキリスト教美術ですが、コレクションされやすいということは買取査定の対象となる可能性が十分にあるということになります。

またリスト教絵画とキリスト教彫刻については周知されているキリスト教美術なため、ここでは割愛させて頂きます。

 

・イコン画

イコンとはギリシャ語の「エイコーン」(聖像)に由来する言葉でキリスト教の聖人や聖書における出来事を平面の画像として描いたものです。

またイコン画は主に東方正教会で用いられ、正教会では聖像と呼ばれております。

板絵が多いのですがフレスコ画やモザイク画、写本挿絵など多岐に渡ります。ロシアを中心に精力的に描かれますがギリシヤやルーマニア、ブルガリア、セルビアなどでも制作されます。

1800年代後半に西欧絵画風のイコンが流行しますがその後伝統的なイコン画復興にも力が注がれます。

イコン画は今現在も制作されており個人としてもコレクションしやすいキリスト教美術のひとつになるでしょう。

 

・聖書

聖書もキリスト教美術の一つとして数えられております。

例えばヘブライ語の旧約聖書では金属装丁されているものもありコレクションの対象になりやすい聖書となっております。

また聖書などキリスト教書物の発展は西欧での印刷技術の発展と共にあるため「手書きの写本」と「活版印刷」に分かれます。

 

・写本

「写本」は初期キリスト教では羊皮紙やパピルスに書かれます。中でも新約聖書の写本はパピルスと羊皮紙の大文字写本・小文字写本に分類されます。

初期キリスト教の聖書を含む写本はほぼ博物館所有となっておりますので市場に出るケースはあまり見られないでしょう。

 

中世キリスト教美術では「装飾写本」が中心となります。

豪華な縁取りなどが施され、中には文章の他に細密画「ミニアチュール」と呼ばれる挿絵が入ったものもありキリスト教文化的にも高く評価されております。

例えば「時祷書(じとうしょ)」は現存する中世装飾写本として数が残っており、キリスト教美術コレクションとして市場に流通しやすい部類に入ります。

時祷書とは中世後期から近世初期にかけて製作されたミニアチュール入りの祈祷文、賛歌、暦などからなる聖務を記した日課書です。

当初は手書きの注文生産だったため王侯貴族や富裕な商工業者を中心に読まれる一種のステータスシンボルでしたが、15世紀後半には印刷技術の発展から平民や召使いなどにも入手可能となりポピュラーなものとなりました。

 

・福音書

福音書はキリスト教聖典の中核に当たる、イエス・キリストの言行録です。福音とは古代ギリシヤ語のエウアンゲリオン [eu̯aŋɡélion]に由来します。

また通常は新約聖書に納められたマタイ・マルコ・ルカ・ヨハネの福音書を意味します。

一方で福音書は正教会では福音経と呼ばれ、金色など金属装飾されることが少なくありません。装飾の豪華さによってはキリスト教美術として高く評価されております。

 

・ステンドグラス

ステンドグラスは着色ガラスを用い絵や模様を表現したガラス工芸です。

キリスト教では教会に用いられることが多くキリスト教美術のひとつとして認知されております。

ステンドグラスはゴシック様式期に入ると大きく発展します。建築技術の向上から窓を大きく取ることができたためです。

シャルトル大聖堂に代表されるフランスゴシック建築を中心にステンドグラスは飛躍的に発達しました。

 

現在では19世紀から20世紀ごろのアールヌーボー期のものかイギリスステンドグラスがアンティークのステンドグラスとして市場に流通しております。

アンティークのステンドグラスはドアなど今現在でも住まいのインテリアの取り込む方も少なくなく、市場でも高評価なものも少なくありません。

 

・隠れキリシタン関連(切支丹文化)

隠れキリシタン文化は日本独自のキリスト教文化です。

江戸時代には徹底したキリスト教禁止とキリシタン取り締まりが厳しくなりました。

キリシタンは表向き仏教徒として振る舞い密かにキリスト教を信仰し続けます。その中で生まれた信仰の対象がキリスト教美術として評価され買取対象となることも多くございます。

 

・マリア観音

仏像のひとつ「慈母観音」は聖母マリアに見立てられ「マリア観音」とも呼ばれ信仰の対象となりました。 

 

・お掛け絵

お掛け絵は一見すると日本の人物を描いた掛軸ですが「受胎告知」や「聖母子と二聖人」「洗礼者ヨハネ」などキリスト教聖画の構成で描かれており信仰と対象となったものです。

納戸神として祀られ、日本独自のキリスト教美術と言っても過言ではないでしょう。

 

・キリシタン制札・高札(立札)

キリスト教の信仰を禁止することが明記された高札、つまり立札を指します。

厳密にはキリスト教信者に限定した立札なため制札と飛びますが、呼称としてそこまで区別されておりません。

慶応4年(1868年)明治政府により公布された「五榜の掲示」の第三札は切支丹規制を継続することが記された高札で、時代的にも現在最も多いキリシタン制札となります。

 

・アフリカにおけるキリスト教美術(コプト裂・エチオピア正教会)

アフリカでもエチオピア正教会など独特のキリスト教美術が発展しております。

 

・コプト裂(コプト織)

コプト正教会はエジプトを中心に発展した東方諸教会のひとつです。

コプト裂(コプト織)は2世紀から12世紀の間にコプト人が製作した織物の総称となります。その多くは遺骸に着せるための埋葬用衣服や布です。

麻を中心に羊毛や絹を資材とし、刺繍や綴れ織を用い水鳥や植物、聖人、幾何学模様と様々です。

 

・エチオピア正教会イコン

エチオピア正教は4世紀頃からエチオピアで発展した東方諸教会にひとつです。

ロシア正教会などと同様に信仰の対象としてイコン画が用いられております。ただエチオピア正教会のイコン画はヨーロッパの正教会のそれに比べ大変ユーモラスで素朴です。

 

これらはキリスト教美術としてだけでなくアフリカ美術として評価される可能性もございます。

 

・中国の景教

中国でもキリスト教が古くから信仰されております。景教とは7世紀頃、唐時代にローマより伝来したネストリウス派を指します。

「大秦景教流行中国碑」拓本は中国美術としても大変評価の高いものとなっております。

このような景教関連の書物を景教聖典と呼びます。

 

また中国における聖書は単なるキリスト教美術ではなく中国活版印刷物との評価もあるため中国美術として評価されるものもございます。

 

 

【聖書やイコン、ステンドグラスといったキリスト教美術買取査定についての情報】真

キリスト教美術の買取査定は保存状態の良し悪しなどにも左右されます。

キリスト教美術は西欧を中心として美術那ため日本の市場ではなかなか流通しにくいものであることは確かです。

ですのでお持ちのキリスト教美術を手放される際は先ずキリスト教美術の知識に精通した買取店に相談されるとよいでしょう。それはフランチャイズ系の大手リサイクルショップなどではキリスト教美術の正確な価値など分からない場合が多いためでもあります。

宗教的要素が含まれるためあまり変な市場に流通して欲しくない、ちゃんとキリスト教美術の価値を認識されている方に譲りたいとお考えの方も多いかと存じます。

その際は、二次流通も含め、キリスト教美術の買取査定の際にお問い合わせされてもよいかもしれません。

 

 

 

弊社「江戸市川」ではご依頼者様のお気持ちに寄り添ったキリスト教美術の買取や査定を心がけております。

お持ちのキリスト教美術を次の方に役立てて欲しいとお考えでしたら是非キリスト教美術買取専門「江戸市川」へご相談ください。

他の買取業者では断られたお品でもご依頼・売却いただけます。もちろん無料査定です。

電話0120-456-956・メール・LINEでのお問い合わせを承っておりますのでお気軽にお声掛け下さいませ。

 

 

江戸市川のキリスト教美術買取査定詳細はコチラ↓

聖書やイコン、ステンドグラスなどキリスト教美術の買取・査定は江戸市川へお問い合わせください。


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