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陶磁器
2021年12月31日

【萩焼買取】萩焼を売りたい方必読!高額買取になりやすい萩焼の買取査定ポイントお教えいたします!【萩焼売却】

11代三輪休雪(右)12代三輪休雪(左)

 

【萩焼を売りたい方必読!高額買取になりやすい萩焼の買取査定ポイントお教えいたします!】はじめに

萩焼は山口県萩市を中心に焼かれる陶器です。

古くから「一楽・二萩・三唐津」と言うように、萩焼は茶陶として知られており茶人を含め茶道を嗜む方には馴染みの焼物ではないでしょうか。

最近では実家の整理や故人の遺品整理などのご相談が増え、その中で萩焼が出てきて価値がわからず処分に困っているというお声をよくお伺い致します。

茶道をされている方ならともかく、これまで茶道具や萩焼にあまりご興味のなかった方にとって一体どういった萩焼に価値があるのか、その価値を見極めるのは大変困難かと思われます。

 

そこで今回は、「これから萩焼を処分したい」「実家にある萩焼を必要な方に使って欲しい」といった方に、高額買取されやすい萩焼の買取査定ポイントなどをご案内していきたいと存じます。

 

 

【萩焼買い取り】そもそも萩焼とは?

萩焼は山口県萩市、さらに長門市や山口市で焼かれる陶器です。その歴史は1604年(慶長9年)まで遡ります。江戸時代初期に始まった焼物なため時代を感じますが常滑焼や越前焼、備前焼、信楽焼、瀬戸焼、丹波焼といったいわゆる「六古窯」に比べると時代は浅く、日本に古くから存在したというわけではありません。

萩焼の始まりは長州藩主・毛利輝元の命により慶長の役の際朝鮮から連れ帰った朝鮮人陶工・李勺光(山村家、後の坂倉家)李敬(坂家)の兄弟が城下で御用窯を築いたこととされております。

桃山時代は利休の侘び茶の影響から朝鮮半島の高麗茶碗が抹茶碗として人気が高かったため、萩焼の初期作品は高麗茶碗を模したものが多く制作されました。

朝鮮陶工の技術によりもたらされた朝鮮式登窯を用いた手法と形状で制作された当時の萩焼を「古萩」と呼びます。

 

萩焼という名称は明治時代以降のもので江戸時代には萩の城下町・松本で生産されていた「松本焼」、長門市で焼かれていた「深川焼(三之瀬焼)」と地名に因んだ名称でよばれておりました。

その中で「松本焼」では「坂」「三輪」「林」の三窯、そして「深川焼(三之瀬焼)」では「坂倉」「倉崎」「赤川」の三窯にそれぞれ分かれました。

そして「坂」家は藩主より「坂高麗左衛門」の和名を授かり、以降萩焼の中心的役割を果たすこととなります。

 

萩焼は明治時代になりますと衰退します。これは伊万里焼や唐津焼などと同様、藩の庇護が受けることができなくなったためです。

文明開化によりそれまでの日本文化が否定され西洋化したことも要因となります。

しかし明治時代後期になりますと万国博覧会などで日本の工芸技術が高く評価され日本伝統文化が再評価される様になりました。

そして大正時代に入ると「深川焼(三之瀬焼)」の十二代・坂倉新兵衛が表千家に入門、家元好みや伝来の名品を写した作品を発表し高い評価を得ます。このことが萩焼と茶道具とを大きく結び付け、この頃から言われる様になった「一楽・二萩・三唐津」というブランディングを有功に活用し、知名度を高めます。

 

そして萩焼は日本を代表する陶器と認められ1957年(昭和32年)十二代・坂倉新兵衛と十代・三輪休雪(休和)の両名が文化財保護委員会より「記録作成等の措置を構ずべき無形文化財」として指定を受けました。

さらに1970年(昭和45年)には十代・三輪休雪(休和)が、1983年(昭和58年)十一代・三輪休雪(壽雪)が人間国宝に認定されるに至ります。

 

 

【萩焼買取り】高値買取りされる可能性のある萩焼の種類とは?

高額買取されやすい萩焼には初期の「古萩」と萩焼中興以降の陶工・作家による作品に分類されます。

古萩

古萩は初期萩焼の総称となります。具体的には萩市を中心とした松本焼の坂家三代までの作品を指します。

枇杷色釉や白萩釉が特徴ですが高麗茶碗によく似ており、その見分けは困難を極めます。

 

また用いられている土にも特徴があります。

萩焼の土は砂気の多い「大道土」を主体に用います。「大道土」は江戸時代中期頃の享保年間に現在の山口県防府市大道から山口市鋳銭司四辻の一帯で発見され、肌理の細かさと上品な白色から高級感あふれる品のよい萩焼が生産される様になりました。そして「古萩」はこの「大道土」が用いられる以前のものを指します。 

 

陶工・作家による作品としての萩焼

近代以降の萩焼は陶工や作家の名声により買取価格が大きく異なる特徴があります。

ここでは高額買取対象となりやすい萩焼の名跡や陶工のご紹介をしたいと思います。

 

・三輪休雪

特に十代三輪休和と十一代三輪壽雪は共に人間国宝で高額買取対象です。十二代三輪龍氣生も前衛的なアプローチで人気があります。

 

・坂高麗左衛門

萩焼に代々続く名跡です。萩焼の創始、李敬を起源とします。

 

・坂倉新兵衛

萩焼に続く名跡の一つです。萩焼の創始、李勺光が起源となります。

十二代坂倉新兵衛は萩焼中興の祖として知られ、「記録作成等の措置を構ずべき無形文化財」に指定されます。

 

・田原藤兵衛

・吉賀大眉

・坂田泥華

・大和保男・岡田裕・野坂康起・波多野善蔵・新庄貞嗣など

 

 

【萩焼高値買取】萩焼の高額買取ポイントとは?

萩焼の高額買取ポイントは4点ございます。

その4点とは①保存状態・②箱の有無・③来歴・④売り先となります。

 

①保存状態の良し悪しが萩焼査定を決める

保存状態とは読んで字の如く、作品のコンディションを指します。

萩焼は抹茶碗をはじめ、徳利や酒盃、湯呑み、急須など種類も豊富です。

使用される中でできた欠けや割れ、ニュウなどは査定評価においてマイナスと働きます。

これは萩焼に限定される買取査定ポイントではなく骨董品やアンティーク全般に言えることでもあります。

もし古い美術品やアンティークの買取査定をご希望される場合は先ず何より作品の保存状態の良し悪しの確認から始めるといいと思います。

また汚れですが、無理に洗浄しようとするとかえって傷をつけてしまう恐れもございますので査定時にはそのままの状態のしておかれた方がよろしいかと存じます。

 

②箱の有無

箱の有無は特に陶工や作家による作品の査定に大きく影響します。

作家や陶工は作品を自らの手によるものと保証するため、作品名や作家名を筆書きし落款を押した「共箱」に作品を収めます。

中には共布や陶歴などを記した栞も用意されております。

それらが揃っている作品は作家の作品として担保されたことを意味するため萩焼の買取査定においてプラス評価となります。

逆を言えば、共箱のない作家物の評価は低くなってしまうということでもあります。

 

古萩に関しては時代のある古箱に入っていると高額買取の可能性を感じさせます。

ただ箱のみ古いということもありますので注意が必要です。

 

③来歴

来歴とは作品がどのような経緯で手元にきたか、誰が所有していたものなのかなどを指します。

特に古萩では誰が持っていたものかが重要となります。箱に銘が書かれており収蔵印や来歴を示す書状などが入っている古萩は時代のある作品かもしれません。

もちろん萩焼自体の鑑定は必要ですが、判断材料の一つとして来歴は大変重要なため買取査定や国内オークションなどでも重視されております。

 

④萩焼買取査定の依頼は大手リサイクルショップにはしないこと!

萩焼の査定は上記のように専門的な知識が必要となります。

萩焼買取や茶道具買取と検索すると大手フランチャイズ系のリサイクルショップがヒットしますが、フランチャイズ開店における1週間くらいの買取研修では骨董品や茶道具の買取知識は網羅できません。

「作品をバックヤードに持っていかれ、本部に写真を送り査定額を聞いていて不安になった」そんな話をお客様からよく伺います。

もしそういった大手リサイクルショップやフランチャイズ系ショップにご不安でしたら萩焼の知識を有した買取店にご依頼することをお勧め致します。

 

 

【萩焼を売りたい方必読!高額買取になりやすい萩焼の買取査定ポイントお教えいたします!】まとめ

萩焼は現在の山口県で江戸時代初期に毛利輝元の命で朝鮮人陶工が創始した焼物です。当初は朝鮮の高麗茶碗の写しから始まり、明治以降は作家や陶工による独自の茶陶として「一楽・二萩・三唐津」と称されるようになり現在に至ります。

高額買取対象となる萩焼には古萩と陶工・作家による近代以降の萩焼の2種類が存在します。

また萩焼の高値買取ポイントでは①保存状態・②箱の有無・③来歴・④売り先が重要となります。

 

茶道をされてきた方のほとんどが萩焼の茶碗をひとつはお持ちかと存じます。

萩焼は茶道具に精通された方ですと違いや価値などが分かるのですが、あまり茶道や萩焼に馴染みのない方やご関心のない方にとって萩焼の価値を判断するのは困難と言えるでしょう。

また萩焼は茶道具だけでなく徳利や盃などの酒器や急須・湯呑などの煎茶道具など種類も豊富で、その価値も時代や作家・陶工により異なります。

そのためご遺品整理やご実家整理、また物件売却に伴う家財整理などで出てきた萩焼の処分にもしお困りでしたら萩焼の知識に精通した買取店にご相談されるのも一つのアイデアかもしれません。

 

 

私ども「江戸市川」は萩焼の買取を専門としております。

三輪休雪など萩焼を代表する陶工の作品は高額買取となる可能性が十分ございます。

お持ちの萩焼が買取可能なものなのかどうか、価値のある萩焼なのかどうかを含め、処分される前に萩焼の買取査定へご依頼いただければと存じます。

他の買取業者では断られたお品でも査定・売却可能です。弊社では十把一絡げの買取ではなく、それぞれのお客様に合ったご対応を心がけております。

電話0120-456-956・web査定・LINE査定など、お声掛け頂けましたら光栄です。

 

江戸市川の萩焼買取査定詳細はコチラ↓

萩焼買取は江戸市川へお任せ下さい。


酒器・骨董・萩焼買取専門店「江戸市川」

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