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井上萬二・ぐい呑の買取（埼玉県川口市）有田焼買取・人間国宝作品買取

平素より大変お世話になっております。埼玉県川口市での酒器・ぐい呑・骨董・陶磁器買取専門店「江戸市川」です。

今回は埼玉県川口市よりご来店いただき店頭買取させていただきました有田焼の人間国宝・井上萬二のぐい呑をご紹介したいと思います。

井上萬二は1929年（昭和4年）佐賀県有田町で生まれた陶芸家です。窯元の家に生まれましたが軍人を志し15歳の時に予科練生となりました。翌年の1945年に復員しますと父親の勧めもあり13代・酒井田柿右衛門の元で陶芸を学びます。1952年に佐賀県の陶芸家・奥川忠右衛門の白磁と出会い、衝撃を受け門下となり白磁や轆轤の技術を学ぶようになります。

白磁の美しさは潔白さ・優雅さが挙げられます。儒教の純白を体現した李朝白磁はまさしく白磁に求められた究極の美意識のひとつと言ってもよいでしょう。

日本では有田焼の地、佐賀県で白磁の生産が始まります。奥川忠右衛門はそんな有田の地で轆轤を巧みに使い深みのある白磁を制作した戦後の有田白磁の第一人者です。

そして井上萬二の白磁は奥山忠右衛門の白磁に影響を受けつつ、独自の美意識を体現したと言えるでしょう。

井上萬二は「名陶無雑」という言葉をよく口にしました。名陶と呼ばれる作品には雑念がなく、そこにあるのは純粋な陶工の技術と感性です。

また日本の陶芸では「用の美」も求められます。器は食事や酒に使ってこそ魅力がある、井上萬二のぐい呑も小さいながらも凛とした白磁で使い勝手と程良い品を担保した器と言ってもよいでしょう。

井上萬二の作品買取で重要なポイントが作家自身の作品か、それとも工房作かです。これは分業制を敷く柿右衛門や今右衛門でも同様のポイントとなります。

こちらのぐい呑は井上萬二本人の作品で間違いありません。共箱など付属品もあり保存状態は良好です。ただ人間国宝に指定される以前の作品となります。また井上萬二は作品数も多いということも考慮しなくてはなりません。

そういったポイントと現在での井上萬二のぐい呑の市場評価額を鑑み5000円という価格で買取致しました。

この度は有田焼人間国宝・井上萬二のぐい呑店頭買取においで下さりありがとうございました。またのご来店をお待ち申し上げております。

酒器・骨董品・陶磁器買取専門店「江戸市川」では井上萬二作品やぐい呑の買取を強化しております。

井上萬二作品をはじめ酒井田柿右衛門、今泉今右衛門など人間国宝作品買取はもちろん徳利、盃、ぐい呑み、猪口、蕎麦猪口といった酒器の買取や唐津焼、志野焼、織部焼。九谷焼などの陶磁器売却をご希望のお客様は是非酒器・骨董品・陶磁器買取専門店「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。

他の買取店では断られたお品でもご依頼・売却いただけます。もちろん無料査定です。

電話0120-456-956、web、LINEからお気軽にご相談いただけましたら幸いです。

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