【掛け時計買取】掛け時計や柱時計を売りたい人がはじめに知っておきたいアンティーク時計買取マニュアル【柱時計売却】
2021.01.06
- 江戸市川コラム
- 古道具・古民具
【掛け時計売却】はじめに
ご実家に古い掛け時計や柱時計がある、といった方はいらっしゃいますか?
今や断捨離の時代となりご実家の掛け時計や柱時計、アンティーク時計もその対象となりつつあります。
そんな最中に、そういった掛け時計が蔵や倉庫の整理をしていたら奥から出てきてどうしたらよいか分からないというお声もよく耳にします。
掛け時計はゼンマイを動力とした振り子時計で明治時代に高級品として輸入され大正、昭和と国内で生産されるようになると一気に普及しました。
その後クォーツ時計の開発によりゼンマイ式の振り子時計は徐々に使われなくなっていきます。
しかし古い掛け時計や柱時計にはデザイン性溢れる時計や意匠を凝らした時計が多く、アンティーク時計のひとつとして高額買取可能なものも存在します。
ただ現在では住宅事情により大型の古い掛け時計や柱時計、ホールクロックなどは敬遠される傾向にあるのも事実で全てのアンティーク時計が高額買取となるわけではありません。
そこで今回は「どのような掛け時計や柱時計、アンティーク時計に価値があるのか」「高額買取されやすい掛け時計や柱時計、アンティーク時計の種類」「掛け時計や柱時計、アンティーク時計の高額査定ポイント」などをご紹介したいと思います。
これから掛け時計や柱時計、アンティーク時計など古い時計をお売りになりたい方にとってお役に立てましたら光栄です。
【アンティーク時計買取】どのような掛け時計や柱時計、アンティーク時計に価値があるのか
掛け時計の歴史は古く、今の壁掛け時計の原型が製作されたのは13世紀から14世紀頃のヨーロッパで修道院の礼拝の時間を知らせるための機械式時計だと云われております。
1583年にはかのガリレオ・ガリレイが振り子の定義を発見し振り子時計を考案します。そして1656年オランダの数学者・ホイヘンスが振り子の原理を利用した振り子時計を世界で初めて制作することに成功しました。
同じころイギリスの博物学者ロバート・フックはゼンマイを使用した懐中時計を発明しますが特許を取らずに1675年ホイヘンスも同様のゼンマイ式懐中時計を発明し、この時計が一般に「世界初の実用的な機械式時計」と言われるようになります。
この様な最も古いアンティーク時計は歴史的価値が高く、研究資料としても大変重要となります。
なかでも機械式時計の歴史を200年先に進めたと言われる天才時計師アブラアム・ルイ・ブレゲの制作したトゥールビヨン、永久カレンダー、ミニッツリピーターなどの精密な機構が残る当時のアンティーク時計は時計史上最も価値の高い時計のひとつと言っても過言ではないでしょう。
ブレゲはフランス国王ルイ16世や皇帝ナポレオン、ロシア皇帝アレクサンドル1世、そしてマリーアントワネットら王族から愛される名機・逸品を多く残しておりますが、「時を知る」という行為自体が当時は特権階級の人々に限られた行為でした。
そのため掛け時計や柱時計、アンティーク時計も当時としては最高級家具の一つとしての位置付けであり、日本においては明治期の文明開化で輸入された海外製掛け時計や柱時計、アンティーク時計がそれに相当します。
特に明治期のイングラハムやウォーターベリー、ニューヘブン、ユンハンスなどの海外メーカー製の掛け時計の模作から始まった日本の時計の歴史を鑑みると当時を知る上でも重要な資料しての役割を果たしております。
また一方で、日本独自の時計、和時計(大名時計)も海外の掛け時計や柱時計、置時計とはまた違った機械式時計として鑑賞や展示、研究、修理の対象となっております。
【掛け時計・柱時計買取】高額買取されやすい掛け時計や柱時計、アンティーク時計の種類
歴史的価値が高い掛け時計・柱時計・アンティーク時計=高額買取されやすい掛け時計・柱時計・アンティーク時計ではないということを先ずお伝えしなくてはなりません。
戦後経済成長期にアナログで安らぎのある古い掛け時計や柱時計、アンティーク時計は民芸ブームも手伝い人気の高い骨董品としてしられておりました。
先述いたしました明治時代に日本に輸入された海外メーカー製の掛け時計にはプレミア価値のつくものさえありました。
しかし今現在は住宅の事情から大きな家具は敬遠される傾向にあり、当時流行した古い掛け時計や柱時計、アンティーク時計もまた「新居に置き場のない家具」として処分に困る敬遠される存在となってしまいました。
そのため現在のアンティーク時計市場においては高額買取が可能な掛け時計・柱時計・アンティーク時計とそうではない掛け時計・柱時計・アンティーク時計の二つに大きく分かれてしまったのが現状です。
ここでは分かりやすく、高値買取となりやすい掛け時計・柱時計・アンティーク時計の種類をご案内したいと思います。
お持ちの掛け時計・柱時計・アンティーク時計の中に該当のものがあるかどうかご確認下さいませ。
①古時計
文字通り、見た目が大変古い時計の事です。実は第一印象の「古い時計」「汚い時計」という感覚は重要で、その中から高額買取対象となった掛け時計・柱時計・アンティーク時計も少なくありません。
先ずはクォーツ時計や電池時計ではなく機械式時計、ゼンマイ時計であることが前提です。これは掛け時計・柱時計・置時計・腕時計・懐中時計と全てのアンティーク時計に当てはまります。
価値のわからない掛け時計・柱時計・アンティーク時計は処分される前に掛け時計・柱時計・アンティーク時計の買取査定に出されることを強くお勧め致します。
②海外メーカーの掛け時計・柱時計・アンティーク時計
古い掛け時計・柱時計・アンティーク時計ではユンハンス・キンツレ・グスタフベッカーなどのドイツメーカー、ウォーターベリー・ニューヘブン・イングラハム・セストーマス・ウェルチ・アンソニアなどのアメリカメーカー、そしてスイスのジャガールクルトなどが挙げられます。
明治から大正にかけて、これらの海外メーカーが今のセイコーなど日本の時計メーカーが模倣すべきお手本となりました。
当時オリジナルの状態が保たれた海外メーカーの掛け時計・柱時計・アンティーク時計であれば高額買取される可能性も大いにございます。
③精工舎・東京時計・愛知時計・尾張時計など日本の時計メーカー
明治時代から大正時代にかけては国産時計メーカー黎明期と言っても過言ではないでしょう。
その代表的なメーカーが精工舎(現在のセイコー)です。この時代は大変多くの国産時計メーカーが誕生し一大産業となりました。
その中で精工舎は当時から知られる存在で国産メーカーの掛け時計・柱時計・アンティーク時計買取ではトップクラスとなります。
他にも東京時計や愛知時計、尾張時計などが掛け時計・柱時計・アンティーク時計買取でよく拝見するメーカーです。
国産メーカーは当時の海外メーカー模倣が多いため、海外メーカーの掛け時計・柱時計・アンティーク時計買取価格に比べると低くなってしまいます。
ただその中で人気の形をした時計であれば高値買取になる可能性もあります。
④人気のある形・型
掛け時計・柱時計・アンティーク時計には人気の高い型があります。
だるま型・四ツ丸型・八角型・丸型グレシャム・丸型トーマス・頭丸型・巻物型・剣丸型・角型・角グレシャム・スリゲル型・涙の雫・変形型など形状によって呼び名が異なります。
だるま型は形が達磨のように見えることから名付けられました。涙の雫とはアメリカの時計メーカー・アンソニアが製造した型であり精工舎など国産メーカーも多くのリメイク作を製作しております。
ドイツのユンハンスはスリゲル型が有名です。
丸型はトーマスとグレシャムと2種類に大別されます。
お持ちの掛け時計・柱時計・アンティーク時計買取の型が分からない場合は掛け時計・柱時計・アンティーク時計買取に詳しい買取店にお問い合わせいただくのも良いかと思います。
⑤ホールクロック
ホールクロックは屋内に設置された大型の置時計の一つです。
重厚な造りで高級感があり会社や学校のロビー、応接間などに置かれております。
バブル期にはその高級感から一般家庭でも置かれるようになりました。
現在の住宅事情から最も置きにくい時計のひとつですが元々が高額な時計であることや時代の古いホールクロックは現存数も少なくなってきているため高額買取となる可能性もございます。
ただホールクロックはサイズが大きいため買取店によっては取り扱い自体をしておらず買取を断られるケースも少なくありませんのでホールクロック査定時にお問い合わせすることをお勧め致します。
【掛け時計・柱時計買取】掛け時計や柱時計、アンティーク時計の高額査定ポイント
掛け時計・柱時計・アンティーク時計の高額査定ポイントは以下の要点が挙げられます。
①保存状態の良し悪し
これは骨董品全般に言えることではあるのですが、掛け時計・柱時計・アンティーク時計の場合は「動く時計」「稼働品」かどうかが重要な査定ポイントとなります。
掛け時計・柱時計・アンティーク時計はゼンマイを動力とするため巻きすぎると切れてしまうことがあります。また時計油の固着や軸のズレなどから針や振り子が止まってしまうことも少なくありません。こういった何らかの原因で不動となってしまった掛け時計・柱時計・アンティーク時計は買取査定評価としては下がってしまいます。
また風防の割れなどもあるとやはりアンティーク時計の査定評価は下がります。
古い掛け時計・柱時計にはガラス絵が施されたものもあり、そういった装飾の保存状態も重要な査定ポイントとなります。
②付属品の有無
掛け時計・柱時計・アンティーク時計では振り子とゼンマイを巻くためのネジです。
これがなければ掛け時計・柱時計・アンティーク時計は動きません。
振り子はあってもゼンマイ巻がないというケースがよく見受けられます。もちろん時計だけでも買取可能ですが次に使う方が困ってしまうため買取価格としてはある場合よりも低くなってしまいます。
③素材は何か
古い掛け時計・柱時計・アンティーク時計には黒柿を用いたものもあり、状態によっては高額査定となり得ます。
また置時計では七宝やウランガラスなどを用いた種類もありコンディションやマーケットニーズ次第では高額買取となります。
④どれくらいオリジナルの状態を保っているか
古い掛け時計・柱時計・アンティーク時計の文字盤は紙製のものが多く、交換されることも多くございます。
また針も折れやすい部品なため修理交換されやすいパーツのひとつです。
もちろん時計は動くことが大前提ですのでパーツ交換も仕方がないのですが、いち骨董品として見た場合やはりパーツはオリジナルの方が高額査定となりやすい傾向になります。
⑤装飾・加飾性
掛け時計・柱時計・アンティーク時計には豪華絢爛な装飾が施されたものも少なくありません。
例えば平井堅の歌った『大きな古時計』で有名なホールクロックのグランドファーザークロックは重厚な装飾も人気のひとつです。
また日本の鎌倉彫を用いた掛け時計(ひまわり時計)もあり、そういった加飾性は査定評価ではプラスとなります。
【掛け時計や柱時計を売りたい人がはじめに知っておきたいアンティーク時計買取マニュアル】まとめ
掛け時計・柱時計・アンティーク時計はゼンマイを動力とした機械式時計で明治時代には高級家具として輸入され大正、昭和と国内で生産されるようになると一気に普及しました。
古い掛け時計や柱時計にはデザイン性溢れる時計や意匠を凝らした時計が多く、アンティーク時計のひとつとして高額買取可能なものも存在します。
しかし現在では住宅事情により大型の古い掛け時計や柱時計、ホールクロックなどは敬遠される傾向にあるのも事実で全てのアンティーク時計が高額買取となるわけではありません。
高額買取されやすい掛け時計・柱時計・アンティーク時計の種類には国内外の時計メーカー製であることや人気のある型であることなどが挙げられます。
掛け時計・柱時計・アンティーク時計の査定は種類も多様なため専門性が非常に高いため掛け時計・柱時計・アンティーク時計に精通した買取業者に依頼をされることをお勧め致します。
その際は掛け時計・柱時計・アンティーク時計に詳しい買取専門店の選択が必要となりますので各買取店のHPなどでご確認いただきご依頼くださいませ。
私たち「江戸市川」ではお客様のお気持ちを第一に考え、掛け時計・柱時計・アンティーク時計などを大切にお預りさせていただいております。
掛け時計・柱時計・アンティーク時計に精通した鑑定士がご対応させていただいております。
他の買取業者には断られた古時計でもご依頼・売却いただけます。
掛け時計・柱時計・アンティーク時計買取には是非、酒器・骨董品買取専門「江戸市川」にご用命ください。
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