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アフリカ民芸の買取（東京都練馬区にて引っ越し準備に伴う家財整理のご依頼より）エチオピア古民具

平素より大変お世話になっております。東京都江東区での酒器・骨董・アフリカ民芸買取専門店「江戸市川」です。

今回アフリカ民芸の買取でお伺いしました地区は東京都練馬区となります。

練馬区は東京都北西部に位置し、中野区や杉並区、豊島区、板橋区、武蔵野市、西東京市や埼玉県朝霞市、和光市、新座市とも隣接する区です。

緑が多く閑静な住宅街が広がりファミリー層からの人気も依然として高い区でもあります。

さて、今回買取対象となりましたアフリカ民芸はエチオピアの古民具です。

画像の壺のような、水差しのようなものはエチオピアの人がコーヒーを飲む際に使う道具になります。名前をジャバナといいます。

この素焼きの土器・ジャバナの中に水とコーヒーの粉を入れ、このまま火にかけて煮出し、粉が沈殿した後の上澄みを飲むそうです。

エチオピアと言えばアラビカコーヒーの発祥地として知られており、コーヒーはエチオピアの方にとっても非常にメジャーな飲み物となります。

エチオピアでは「コーヒー・セレモニー」と呼ばれる伝統的な習慣がありますが、意味合い的には日本の茶道にも通ずる「おもてなしの精神」があり大変興味深いです。

そのためか、茶道における茶道具と同じようにコーヒー・セレモニー用の道具もあります。

ご依頼者様にアフリカ民芸のご入手経緯などをお伺いすると、アフリカで仕事をされていた際に現地の方から頂いたお品物とのことでした。

ガスではなく薪による直火で湯を沸かすため、煤を被りながら使い込まれた素朴ないい色合いです。日常使いの中で使いこまれ作為の無い美しさ「用の美」がここにはあります。

日本の茶道の様に格式が高いわけではないので高額な道具ではなく、あくまでも一般使いの道具しての役割が感じられる点も実に誠実な民芸かと感じます。

ところが、このジャバナ、いざ使おうと思うとなかなかうまくいきません（苦笑）底がも丸すぎて自立できないのです。石をジャバナの底に合わせて組み、薪で直接火にかけるため日本の家庭用コンロで合わせるのはなかなか難しいかもしれません。そういえば日本の縄文土器や弥生土器においても自立が難しいものが多く見受けられます。様々な類似点があり、大変興味深いアフリカ民芸かと存じます。

この度はアフリカ民芸・エチオピアのコーヒー道具買取にご用命下さりありがとうございました。

酒器・骨董・アフリカ民芸買取専門店「江戸市川」ではアフリカ民芸（アフリカ美術・アフリカアート）の買取を強化しております。
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