平素より大変お世話になっております。東京都江戸川区での酒器・骨董・アフリカ民芸買取専門店「江戸市川」です。

今回お伺いしました地区は東京都江戸川区平井になります。

江戸川区平井は江戸川区西部に位置し、同じ江戸川区松島・小松川や墨田区東墨田、葛飾区新小岩・西新小岩さらに江東区亀戸と接する地区です。

区域のほとんどが住宅街ですが、旧中川沿岸には工場が立地しております。

さて、今回買取対象となりましたアフリカ民芸はアフリカ木工の代表的存在であるスツールです。

スツールとは一般的に「椅子」のことを意味しますが、アフリカ民芸では各部族ごとに製作された木製の椅子の事を指します。

一言でアフリカのスツールと申し上げましても、各部族で意匠が異なり民俗学的にも大変興味深い文化かと思われます。

アフリカのスツールには一本の木を刳り抜いて作られたものや、背もたれと脚が分離するタイプのものなども存在し、アフリカンアートやアフリカ民芸のお好きな方ですと何脚もお持ちかもしれません。

買取いたしましたアフリカンスツールは恐らくエチオピア南部のワレガで制作されたスツールかと推察致します。

三本脚に透かしの背もたれ、そして一本の木を刳り抜きで作る作風がエチオピアの木製スツールによく似ていると感じます。

サイズは小さく、大人は座ることができません。しっかりと支えるように背もたれが作られておりますので座り慣れをしていない小さな子供用のスツールなのかもしれません。

お持ちの方はアフリカ民芸などプリミティヴアートがお好きな方でこちらのスツールはフランスのフリーマーケットでご購入されたものだそうです。

フランスをはじめとするヨーロッパでは昭和初期頃に当時植民地だったアフリカの民芸品や部族のマスクなどが大変人気となりかなりの数のアフリカ民芸が輸入されております。

昭和中期頃には熱量こそ収まりますが、それでも多くのアフリカンマスクやスツールを熱心にご蒐集されたコレクターの方も少なくありません。

このアフリカンスツールもそういった背景からフランス国内に持ち込まれたアフリカ工芸品の一つでしょう。

オーナー様はこちらをインテリアとしてご利用されておいででしたが、引っ越しのご予定があり家財整理中のところ弊社にお声掛けくださいました。

引っ越し先ではあまりスペースが取れないとこちらのアフリカンスツールは手放されるご決断をされ、ご納得頂ける価格にて買取させていただきました。

この度は大変素朴で不思議な魅力のあるアフリカ工芸・スツールの買取にご用命下さりありがとうございました。

酒器・骨董・アフリカ民芸買取専門店「江戸市川」ではアフリカ民芸（アフリカ美術・アフリカアート）の買取を強化しております。
アフリカ部族のスツールをはじめ部族の仮面やアフリカ木工品、アフリカ布などのアフリカ民芸（アフリカ美術・アフリカアート）買取やご売却をご希望のお客様は是非「江戸市川」にお問い合わせ下さいませ。

他の買取業者では断られたお品でも査定・売却可能です。
電話0120-456-956、web、LINEからお気軽にご相談いただけましたら幸いです。

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