0120-456-956
民芸 / 日本の民芸(民藝)

日本の民芸(民藝)の高価買取なら、年間累計買取実績1200件以上の江戸市川が大切なお品を確かな鑑定力で見極めます。

民芸(民藝)の査定・買取は「江戸市川」にお任せ下さい。
民芸とは民芸運動の中心人物であった柳宗悦や浜田庄司による造語です。
高名な作家の手による高額な鑑賞用美術品ではなく、無名の職人の手による安価な日用雑器に美的価値があるとした「用の美」は新しい美的価値観として認知され今日に至ります。
古丹波をはじめ日本各地にある民窯の日用品、和箪笥、自在鉤といった囲炉裏で用いる道具、丹波布や芭蕉布などの手織り布、東北地方の刺子、北海道アイヌ工芸、板仏や石仏といった古い仏像・民間仏、根来塗、大津絵など日本各地にオリジナリティ溢れる民芸が存在します。
もし民芸(民藝)のご売却や処分を検討されていましたら是非「江戸市川」にお問い合わせ下さい。電話0120-456-956・メール・LINEでのお問い合わせを承っておりますのでお気軽にご相談下さいませ。

日本の民芸(民藝)

日本の民芸(民藝)の買取実績

日本の民芸(民藝)の高価買取ポイント

日本の民芸(民藝)で高額買取されやすいもの

日本の民芸(民藝)において高額買取対象となるのは古丹波です。
一時の民芸ブームの時は古丹波の壺ひとつで数百万円の値がついたこともございますが現在では市場も落ち着き、そこまで高額なものも少なくなって参りました。とはいえ、古丹波はある意味で日本の民芸の象徴的存在でもあるため民芸の中でも高額買取される可能性は十分ございます。
初期伊万里の素朴さは民芸ファンのみならず古美術愛好家にとっても琴線の触れるところとなり状態次第では高値買取される傾向にあります。

家具では舟箪笥などの小型の和箪笥が現在の住宅事情とマッチしており高額買取となるケースも見受けられます。また松本民芸家具に代表される民芸家具もひとつの民芸ブランドとして高値で買取されることもしばしばございます。

加えて日本の民芸ではいわゆる民芸作家の手による作品は高額買取対象となります。
無名の職人の手による大量生産品が民芸というならば民芸作家による一点ものの作品は果たして民芸なのか…という批判は常に受けつつありますが、少なくとも日本の民芸マーケットではニーズがあるため高額買取されやすい民芸のひとつとなります。
河井寛次郎をはじめ浜田庄司やバーナード・リーチ、島岡達三、金城次郎、芹沢銈介、平良敏子などが挙げられます。棟方志功も民藝運動と切っても切れない版画家として知られております。

日本の民芸(民藝)の高額査定ポイント

民芸(民藝)とは本来、手仕事により大量生産された日用品なため一定の使用感などは許容されることも少なくありません。ただ日本の民芸にも市場ニーズにより高額取引されるものはコンディションの具合が高額査定となるかどうかのポイントとなってきます。
古丹波では自然釉が剥離した箇所も「見所」として捉える一方で、例えば寛次郎の作品で釉薬の剥離があればそれは査定上大きなマイナス評価となるのですから、民芸にあまりご興味のない方にとってはなかなか分かりにくいかもしれません。
民芸作家の作品は民芸というよりも作家作品として扱う方が一般的なため、割れや欠けといった損傷は査定ではマイナスとなります。また「作家もの」ですので民芸とはいえ「共箱の有無」も大切な査定ポイントとなります。
浜田庄司のように自身の作品に陶印を残さない民芸作家も多いため共箱は大変重要です。
話が前後してしまいますが、割れや欠け、変色を民芸としての「見所」「味」と捉えることは間々ございますが明らかな欠損や大きな損傷は見所とは言えず単純にマイナス評価の対象となってしまいます。
例えば自在鉤ですと、黒く変色してしまった状態はよく「トロトロ」と表現されますが「見所」や「味」であり、大きく割れてしまったら「損傷」として市場では認識されます。
差や違いがわからないという方は是非「江戸市川」にご相談いただければと存じます。

日本の民芸(民藝)に関するよくある質問

民芸(民藝)の査定見積もりや出張買取に費用はかかりますか?

「江戸市川」では日本の民芸(民藝)の査定や出張買取に関する手数料を一切いただいておりません。また無料にて酒器や民藝などの全国出張買取も承りますのでお気軽にご相談くださいませ。

実家の整理でで古い壺や囲炉裏で使いそうな道具がたくさん出てきました。まとめて査定や買取は可能ですか?

はい、弊社では数が多く持ち運びに不便な大量の民芸も喜んで査定と買取をさせて頂いております。他の買取店で断られた案件でも構いません、ぜひご相談下さい。

外に置きっぱなしの壺の汚れやホコリは清掃した方がいいですか?

そのままの状態で構いません。大型の壺などは清掃中に誤って破損してしまう恐れもございます。もともとが古い日用雑器ですのでホコリで民芸の査定価格が変わることはほとんどございません。ご安心してお問い合わせいただければと存じます。

東北地方に住んでいます。蔵から価値の分からない古い布や防寒具、農具が出てきました。査定してもらえますか?それとも捨ててしまった方がいいですか?

東北地方の古い日用品は日本の古き良き民芸が残っているケースも少なくありません。処分される前にまずはお問い合わせください。

民芸の買取相場を教えて下さい。

民芸の種類が幅広く、陶器や木工品、染織品といったそれぞれのジャンルにより相場が異なるため一概に申し上げることは困難です。加えて経済情勢や市場ニーズも買取相場には大きく影響します。
戦後の高度経済成長期に民芸と付けば売れる時期があり大変高額なものも存在しましたが現在では落ち着いた市場となります。

日本の民芸(民藝)の歴史

民芸(民藝)とは

民芸(民藝)は日本のみならずどこに国や地域にも存在する「民衆的工芸」です。
その土地での生活に根付いた日用品には大量生産品にも関わらず独自性があり、唯一無二の存在でもあります。
民芸運動の父・柳宗悦は民芸について以下のように定義づけております。

①実用性
鑑賞用ではなく何らかの実用性を供えたものである。

②無銘性
特別な作家ではなく無名の職人により作られたものである。

③複数性
民衆の要求に応えるため数多く作られたものである。

④廉価性
誰でも買えるくらい値段が安い。

⑤労働制
繰り返しの激しい労働により得られる熟練した技術を伴うものである。

⑥地方性
それぞれの暮らしに根ざした独自の色や形など地方色豊かである。

⑦分業制
数を多く作るため複数人による協同作業が必要である。

⑧伝統性
伝統という先人たちの技や知識の積み重ねによって守られている。

⑨他力性
個人の力というより、風土や自然の恵み、伝統の力など目に見えない大きな力によって支えられているものである。

柳は思想家にして宗教学者です。彼の考える老荘思想や大乗仏教の思想をある意味体現したものが民芸(民藝)と言っても過言ではないでしょう。
その根幹には本質的な美への探求心があります。権威的な家元茶道に対する批判はあります。柳は民芸(民藝)には「用の美」「無心の美」「健康の美」が宿るとし美の本流と考えました。
その後、民芸(民藝)は昭和初期のブームや高度経済成長期のブームなどで自らが嫌った権威となってしまった感は否めません。ただし、それまで誰も評価してこなかった日用雑器にも美的意味合いがあるという一点は価値観のパラダイムシフトであり民芸運動最大の功績であることは紛れもない事実なのです。

買取品目

傷や汚れ破損している商品でも
しっかり見極めて買取いたします。